「課題先進国」への回答 こうすれば大発展できる
悲観論が横溢するのは、正しい情報を手にしていないためである。冷静かつ客観的に現状を見れば、日本は世界でも稀な恵まれた国である。
日本には、技術と人、そして経済がある。それらを単に足し算・引き算するのは前世紀の考え方であり、かけ算で考えていかなければ未来は作れない。
日本には幸いなことに課題が山積している。課題とは解決すればするだけ、高質の経験値と価値が創出される。高齢社会も低炭素社会も、先に解決した者が勝ちならば、早く課題に直面し、かつ能力を発揮した方が得に決まっている。
元東京大学総長がわかりやすく説く、未来を見据えたプラチナ社会実現の方法。
序 章 「課題先進国」から「課題解決先進国」へ 第1章 「普及型需要」と「創造型需要」 ――先進国における需要不足の正体 第2章 21世紀のパラダイムと情報技術の役割 第3章 「有限の地球」を救う「ビジョン2050」 第4章 創造型需要にこそ活路ありI ――環境で世界市場を切り開く 第5章 創造型需要にこそ活路ありII ――技術で活力ある高齢社会を実現する 第6章 「プラチナ社会」の実現に向けて