夢の国から悪夢の国へ

40年間続いたアメリカン・バブルの大崩壊

増田 悦佐著
2014年5月16日 発売
定価 2,484円(税込)
ISBN:9784492444047 / サイズ:四六/上/450

 アメリカの金融業界は、1974年の個人退職年金法改正以来、約40年にわたる万年好況を謳歌してきました。それは、年金基金のおカネが株式市場に流入し続け、アメリカの株価は、実体経済から見ればはるかに高水準を維持し続けてきたからです。しかし、その結果として金融業界だけが肥え太り、一握りのカネ持ちだけに所得と資産が集中し、一般国民の生活は困窮していきました。
 増田氏は、この40年にわたる株式市場のバブルは、今後2、3年のうちに大崩壊を起こし、アメリカ経済・社会は大打撃を受けるであろうと予測しています。
 本書では、このバブルはどのようにふくらんでいったのか、そしてなぜ大崩壊すると言えるのか、その後の世界経済はどうなるのかを、経済問題だけでなく、社会問題、政治問題も含めて、徹底的に分析します。
 いまアメリカでは、約40年にわたる万年好況のもたらした社会のひずみが、極限まで大きくなっています。教育、雇用、家族、医療、食生活、居住地……あらゆる分野で「持てる者」と「持たざる者」の格差は、これ以上ないほど広がっており、いったん貧困に陥ったら最後、逆転などまったくありえない社会になっています。増田氏は、これは決して持続可能ではなく、アメリカはいずれ、経済だけでなく、社会も崩壊するだろう(すでに崩壊している)と断言します。
 なぜそう言えるのか。本書では、人気アナリストの増田氏が、事実とデータに基づいて、徹底的に分析します。

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概要

1970年代以来の「40年バブル」を謳歌する米国金融業界。最後の審判となるバブル崩壊の日は近い。人気アナリストが徹底分析。

目次

【目次】
第1章 経済金融化の分水嶺は1974年
第2章 アメリカを衰亡に駆り立てる黙示録の四騎士たち
第3章 第一の騎士は貧困の構造化
    ――分断された労働市場の定着と家族の崩壊
第4章 第二の騎士は利権の横行
    ――あらゆる使命や職能ばかりか、罪と罰まで利権化している
第5章 第三の騎士は自由の仮想現実化
    ――肥満の蔓延とそれでも自己顕示に励む人々
第6章 第四の騎士は持続不能となったクルマ社会
第7章 かくて地上最強の軍事帝国は滅亡する

著者プロフィール

増田 悦佐  【著】
ますだ えつすけ

1949年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で建設・住宅・不動産担当アナリストをつとめる。現在、株式会社ジパング経営戦略本部シニアアナリスト。
著書に、『世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する』(東洋経済新報社)、『お江戸日本は世界最高のワンダーランド』(講談社プラスアルファ新書)、『デフレ救国論――本当は怖ろしいアベノミクスの正体』(徳間書店)、『経済学「七つの常識」の化けの皮をはぐ アベノミクスで躍り出た魑魅魍魎たち』(PHP研究所)、『高度成長は世界都市東京から――反・日本列島改造論』(KKベストセラーズ)、『中国自壊――賢すぎる支配者の悲劇』(東洋経済新報社)、『行きづまりの米国、崩壊に向かう中国、静かに滅びるEU、そして、生き残るのは日本だけ!』(ワック)、『99%の国民が泣きを見る アベノミクスで貧乏くじを引かないたった一つの方法』(マガジンハウス)ほか多数。