「バーモントカレー」は
なぜ単品でシェア3割をとれたのか?
日本国民は平均して週に一度はカレーを食べているといいます。本書では、この日本人なら誰でも馴染み深いカレーを題材にして経営学を学びます。
「製造業」でいえばカレールウやレトルトカレーを製造するメーカーから、菓子・飲料を作ったり、調理器具を作っているメーカーもあります。
「流通業」では、スーパー・コンビニなどでカレーを販売していない店はありません。
「飲食店」では専門店から、蕎麦屋、喫茶店、レストランなどの飲食店のメニューにも入っています。想像以上にカレーは多くのビジネスにかかわっています。
難解な経営学も、みなが大好きな「カレー」を題材に学べば目からウロコ! カレー業界の常勝企業・ハウス食品などの事例をふんだんに盛り込み、楽しくわかりやすく経営学を解説しました。現役経営コンサルタントにして、カレー研究第一人者の顔も持つ著者だからこそ書ける、実践的経営学の指南書です。
序 章 カレーを知れば、ビジネスの本質がわかる 第1章 ハウス食品に学ぶ創業の「秘伝」 1 タイミングがすべてを決する! 2 ヒット商品が会社の名前を生む 第2章 カレー業界は経営戦略の宝庫 1 創業者と妻、そして後継者 2 優れた経営理念が後世の繁栄を約束する 3 企業は成長し続けなければならない 第3章 「バーモントカレー」はマーケティングの教科書 1 ヒット商品を生む思考法 2 プロモーションは最先端のメディアを使う 3 繊細で大胆な営業 4 ブランディングがはまれば商品は売れる 5 トレンドを創り出すには方法がある 第4章 コンスタントにヒット商品を生み出す研究開発の法則 1 ルウ、レトルト――カレーは進化を続ける! 2 未知なるカレーの創造 3 画期的商品は自由研究から生まれる 第5章 ライバルを撃破する競争戦略 1 競合は虎視眈々と狙っている 2 競争に賢明に処する方法 第6章 できる会社の財務会計はここが違う 第7章 人事制度で社員の連携は図れる