ソーシャルビジネスの先駆けとして知られるサラヤのトップが、「利益優先でなく、環境、自然に配慮した商品を出す」「環境保全や貧困対策などの社会貢献をする」といった同社の企業理念を解説。大企業がひしめく衛生・環境・健康の分野で生き残ってこれたのは、そうした「きれいごと」に思われそうな企業理念のおかげであったと語る。目先の利益よりも企業理念(きれいごと)を優先してきたことが、年商131億円から376億円へ業績が急上昇したことにもつながったというのだ。そうした「きれいごと」が、なぜビジネスを成功させてきたのか、その秘訣を隠すことなく紹介する。
これからの時代、「きれいごと」こそが求められているという著者の熱い思いが伝わってくる。