これからのビジネスは「きれいごと」の実践でうまくいく

更家 悠介著
2016年8月26日 発売
定価 1,540円(税込)
ISBN:9784492502839 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:224

ソーシャルビジネスの先駆けとして知られるサラヤのトップが、「利益優先でなく、環境、自然に配慮した商品を出す」「環境保全や貧困対策などの社会貢献をする」といった同社の企業理念を解説。大企業がひしめく衛生・環境・健康の分野で生き残ってこれたのは、そうした「きれいごと」に思われそうな企業理念のおかげであったと語る。目先の利益よりも企業理念(きれいごと)を優先してきたことが、年商131億円から376億円へ業績が急上昇したことにもつながったというのだ。そうした「きれいごと」が、なぜビジネスを成功させてきたのか、その秘訣を隠すことなく紹介する。

これからの時代、「きれいごと」こそが求められているという著者の熱い思いが伝わってくる。

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概要

ヤシノミ洗剤やラカントSなど時代を先取りした自然派商品の成功で注目を集め、海外での社会貢献活動でも知られる経営の秘密を公開。

目次

はじめに 時代が「きれいごと」を求めている
序 章 21世紀の企業は「きれいごと」で生き残る
第1章 象の鼻
第2章 熊野川の清流
第3章 自然派の原風景
第4章 清流の経営①生物多様性と企業経営
第5章 清流の経営②ニッチトップで社会に役立つ
第6章 清流の企業が求められる時代
第7章 ウガンダの手洗い

 

著者プロフィール

更家 悠介  【著】
さらや ゆうすけ

サラヤ株式会社代表取締役社長。
1951年生まれ。74年、大阪大学工学部卒業。75年、カリフォルニア大学バークレー校工学部衛生工学科修士課程修了。その翌年にサラヤに入社し、取締役工場長に就任。1980年に専務取締役、1998年に代表取締役社長。その間の1986年には大阪青年会議所の会頭として「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の設立にも深く関わり、1989年には日本青年会議所(JC)会頭を務める。2014年、渋沢栄一賞受賞。
環境・生物多様性問題への造詣が深く、NPO法人ゼリ・ジャパン理事長、NPO法人エコデザインネットワーク副理事長、ボルネオ保全トラスト(BCT)理事など公職多数。