モノづくり原論

常盤 文克著/片平 秀貴著/古川 一郎著
2012年1月13日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492521960 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:200


日本のモノづくり魂が新しい世界の歴史をつくる!


 

本書を書こうと思ったきっかけは、東日本を襲った大震災です。被災地で復興に立ち向かっている方々には頭が下がる思いでいっぱいですが、この震災は私たちに忘れかけていた多くのことを思い出させてくれました。



モノづくりの原点とは何か?

本当に必要なものは何か?

本物とは何か?



日本人として、いまこそ本気で考えるべき問題なのだと思います。その答えが、日本を元気にするカギになるとも思います。

いつの時代でも、人はモノと重なり合って生きています。 人間が生きている限り、モノづくりは永遠になくなるものではありません。

そして、モノづくりの現場があってこそ、私たちは生きがいを得ることができるのです。



経営者の方は、

創業時の熱い思いをいまでも持ち続けていますか?



製造現場の方は、

新入社員のときに初めて作った製品を手にしたときの感動を覚えていますか?



販売の方は、

お客さまから感謝の声を初めて聞いたときの感動をいまでも覚えていますか?



本書をお読みいただき、

日本人が忘れかけていたモノづくり魂を呼び起こしていただければ、これほど著者冥利に尽きることはありません。

──著者一同


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概要

モノづくりは、作る人、売る人、使う人、誰もが元気になる源。忘れかけていたモノづくり魂や働くことの喜びを取り戻すためにいま必要なことを説く、ビジネスマンの心を熱くする一冊。

目次


第1章 モノづくり魂を取り戻せ!
第2章 プライドだけは捨てるな!
第3章 顧客には熱い思いを売れ!
第4章 新しい歴史をつくるヒント


 

著者プロフィール

常盤文克
ときわ・ふみかつ

1933年生まれ。1957年東京理科大学理学部卒業。花王入社。米国スタンフォード大学留学後、大阪大学にて理学博士取得。研究所長、取締役、代表取締役社長、会長を歴任。現在は三菱地所社外取締役、NPO法人日本モノづくり学会会長など多方面で活躍。

主な著書に『知と経営』『質の経営論』(ともにダイヤモンド社)、『モノづくりのこころ』『コトづくりのちから』(ともに日経BP社)など。

片平秀貴
かたひら・ほたか

1948年生まれ。1970年国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院経済学研究科を経て、大阪大学経済学部助教授、東京大学大学院経済学研究科教授を歴任。現在は丸の内ブランドフォーラム代表。専門はブランド論。

主な著書に『新版パワー・ブランドの本質』(ダイヤモンド社)、『世阿弥に学ぶ100年ブランドの本質』(ソフトバンククリエイティブ)、『超顧客主義』(共著、東洋経済新報社)など。

古川一郎
ふるかわ・いちろう

1956年生まれ。1979年東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了後、東北大学経済学部助教授、大阪大学経済学部助教授、一橋大学商学部助教授を経て、現在は一橋大学大学院商学研究科教授。専門はマーケティング。

主な著書に『地域活性化のマーケティング』(編、有斐閣)、『マーケティング・サイエンス入門』(共著、有斐閣)、『超顧客主義』(共著、東洋経済新報社)など。