賢者の思考ステップとは
世に思考ツールは沢山あるが、道具として使いこなせていない人が多い。本書では、思考ツールを上手に活用し、自分の考えをまとめるための方法を、
(1)テーマに網をかける、
(2)「言葉」に発して考える、
(3)「絵」に描いて理解する、
(4)プレゼンフォームにまとめて結論を言い切る、
という具体的な4つのステップにより示す。MBA的な基礎知識に加え、MITに学び、日欧の大手企業の経営幹部を務めた著者が、社員教育向けに経営の基本的な考え方を教材としてまとめたノウハウを図解で分かりやすく解説した一冊。
プロローグ ビジネス思考に必要な2つのこと 第1章 テーマに網をかけて「違和感」を作り出す 第2章 違和感を「言葉」に発して考える 第3章 事実や考えを「絵」に描く 第4章 最後はプレゼンフォームにまとめ、結論を言い切る
下村芳弘
しもむら・よしひろ
1952年静岡県生まれ。(株)KSJコーポレーション代表取締役社長。
大阪大学、東京大学大学院、マサチューセッツ工科大学大学院卒業。
日本の重工業会社に勤務後、経営コンサルタント、バイオテクノロジー関連会社副社長を経て、フランスに本社をもつ多国籍企業(重電プラント分野)のカントリープレジデント、日本法人社長等を歴任。現在、私塾・弘下村塾(こうかそんじゅく)の塾頭として次世代経営リーダーの育成に注力すると共に、非営利社団法人MAISOS(マイソス)の代表理事として、社会倫理と志の再生に力を注ぐ。