企業法とコンプライアンス 第3版

郷原 信郎編著
2017年10月13日 発売
定価 4,180円(税込)
ISBN:9784492533963 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:344

デスクに常備するコンプライアンス事典

企業法実務書の決定版!




本書は、「コンプライアンス経営の推進者・主体者として日々の業務課題の解決に取り組み、具体的な事例について解決手段や対応策を意思決定できる人材」、さらには「コンプライアンス経営の根幹となる高度な法律知識と実践的な価値判断基準を有する人材」を養成することを目標としている。

まず、コンプライアンスの前提として、憲法・民法・刑法の基本法、そして企業にとって重要な法律ないし法分野として、会社法、独占禁止法、金融商品取引法、知的財産法、労働法の5つを取り上げ、「企業法としての体系」を重視しつつ、趣旨・目的との関係を中心に解説している。そして、フルセット・コンプライアンスの具体的手法を解説し、その中でとりわけ重要となる「事実調査」と「コンプライアンス環境問題の把握と対応」の基本的な手法について詳述している。さらに第3版では、最新のコンプライアンスの基本論(環境変化への適応としてのコンプライアンス)を第5章に追加した。

なお本書は、サーティファイのコンプライアンス検定委員会が主催する「ビジネスコンプライアンス検定 上級」の公式テキストともなっている。

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概要

コンプライアンス検定委員会主催「ビジネスコンプライアンス検定」上級試験公式テキスト。出題される内容に即して網羅的に解説。

目次

序章
第1節 コンプライアンスと法令遵守、企業の社会的責任(CSR)、内部統制
第2節 コンプライアンスによる問題解決の前提

第1章 企業法の基本的・体系的理解
第1節 企業と憲法・民法・刑法
第2節 企業法の体系
第2章 企業法として重要な5つの法
第1節 会社法
第2節 独占禁止法
第3節 金融商品取引法
第4節 知的財産法
第5節 労働法
第3章 コンプライアンスの基本的手法
第1節 フルセット・コンプライアンスの5要素と相互関係
第2節 コンプライアンス問題に関する事実解明と分析
第3節 内部統制の法制化への対応
第4節 個人情報保護法
第5節 公益通報者保護法
第4章 事例問題とコンプライアンスに関連する裁判例の紹介
第1節 事例問題と解説
第2節 コンプライアンスに関連する裁判例
第5章 環境変化への適応としてのコンプライアンス

索引


 

著者プロフィール

郷原 信郎  【編著】
ごうはら のぶお

1977年東京大学理学部卒業。1983年検事任官、公正取引委員会事務局審査部付検事、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官兼教官などを経て、2005年桐蔭横浜大学法科大学院教授、2006年弁護士登録。2009年名城大学教授。2012年関西大学特任教授。