戦略、組織、そしてシステム

「組み立てる」戦略思考の方法論

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横山 禎徳著
2025年11月26日 発売
定価 3,080円(税込)
ISBN:9784492534830 / サイズ:四六/上/292

横山禎徳(2024年逝去)の遺稿を単行本化したのが本書。
本書のはじまりは、日本生産性本部で行なっていた「社会システム・デザイン演習」の講義録画を文字起こしした原稿だった。話のダブリや展開はなるべく変えないこと、話し言葉を少しだけ書き言葉に寄せていくこと、補足・追加説明が必要な部分には注をつけ話の展開を極力遮らないこと、この3つを心がけて編集を行なった。
著者が、戦略、組織、システムに関わることになった経緯、そして、社会システム・デザインという方法論に行き着いた理路も明らかになっている。横山禎徳を知らない人はもちろん、横山禎徳を知っている方にも、一読して、新しい発見があるはずだ。

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目次

まえがきに代えて--編集者による出版までの経緯
第1章 身体知としてのデザイン力を身につける
第2章  これからの課題解決のフレームワーク「システムを組み立てる方法論」
第3章  戦略的思考ーー「外界と自分」の対比を忘れずに
第4章 戦略的分析の巧拙を決めるもの
第5章 プロフェッショナリズムを身につける
第6章 医療を社会システム・デザインでリデザインする
第7章 パラダイムが変わればシステムをアップデートする
第8章 日本人の人生をデザインする
推薦図書 思考力をつけるのに役立つ本

著者プロフィール

横山 禎徳  【著】
よこやま よしのり

社会システムズ・アーキテクト
東京大学工学部建築学科卒業(1966年)、ハーバード大学デザイン大学院都市デザイン修士(1972年)、MITスローン経営大学院経営学修士(1975年)。イグレックSSDI代表取締役、県立広島大学大学院経営管理研究科研究科長。
前川國男建築設計事務所(東京)、およびデイビス・ブロディ・アンド・アソシエイツ(ニューヨーク)において建築デザインに従事。1975年にマッキンゼー・アンド・カンパニー入社、企業に対する収益性改善、全社戦略立案・実施、組織デザイン、企業変革、企業買収・提携等のコンサルティングを行なう。同社ディレクター、東京支社長を経て2002年退職。
2008年から2019年まで、東大EMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)の企画推進責任者を務める。東京大学プレジデンツ・カウンシル・メンバー、国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員等を歴任。2024年4月逝去。