なぜ、あなたの企画は通らないのか?
本書は『外資系コンサルタントの企画力』(2015年刊)を改題の上、再編集したものです。
優れた企画が通るのではなく、
通った企画が優れている
・いわゆる発想法は不要である
・よいメッセージには必ず反対者がいる
・正しい戦略は正しく弱点をもつ
・企画フォーマットはまず無視、抵抗せよ
・キラーコンテンツは「お昼の話題」になる
「顧客の声を聞くのは現場。その現場から優秀な若手を集め、自社の強みを活かした、まったく新しい事業を考えさせよう」
これが「新発想を殺す」プロジェクトであることが理解できますか?
優れた発想は非常識の陰に隠れている。
簡単に了承されるアイディアは、相手にとって理解しやすいアイディア、すなわち目新しさのないものだということになる。新しい発想とは、誰も考えなかったもの、つまり、今までの常識からすると、どこかに非現実的な危うさを含んでいるものだ。…「このアイディアを説明したときに、参加者の中で顔をしかめる人がいるかどうか」。もし「いない」ならば、考え直しということになる。