年金改革の政治経済学

北岡 伸一編/田中 愛治編
2005年3月18日 発売
定価 3,520円(税込)
ISBN:9784492701089 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:256

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概要

04年改正後も、年金制度への関心は依然として高い。この改革に、有権者はどう反応したか、また政治家はどう行動したのか。世論調査と政治家へのインタビューを通じて明らかにする。

目次


序 章 年金改革に対する政治経済学的アプローチ
      ~問題の所在と本書のねらい‥‥田中愛治
第1章 福祉国家は逆進的課税に依存するか
      ~OECD18ヵ国の比較研究から得られる含意‥‥加藤淳子
第2章 戦後日本における公的年金の運用
      ~福祉国家のディレンマ・行政国家のディレンマ‥‥田辺国昭
第3章 年金問題をめぐる国民意識と世代間格差
      ~全国世論調査データにみる2001-2004年の変化‥‥田中愛治
第4章 政治経済制度の変化と有権者の政策争点態度
      ~2004年参議院選挙における年金改革争点に関する分析‥‥遠藤晶久
第5章 政治家における世代と政党間競争
      ~衆議院議員調査を手がかりに‥‥飯尾 潤・黒田貴志
第6章 年金制度改革の実現経路と選択肢‥‥飯尾 潤
終 章 年金改革に必要な視座‥‥田中愛治