ケインズ全集 第17巻 条約改正と再興

1920~1922年の諸活動

ジョン・メイナード・ケインズ著/エリザベス・ジョンソン 編/春井 久志訳
2014年11月7日 発売
定価 16,500円(税込)
ISBN:9784492813300 / サイズ:A5/上箱/706

未曾有の破壊をもたらした第一次世界大戦、その結果のパリ平和会議およびヴェルサイユ条約――ケインズは、とくにドイツの賠償問題をめぐって、大ベストセラーとなった『平和の経済的帰結』と『条約の改正』の2冊を著わし、欧米の政治家、知識人、世論に自説の正しさを訴える。
経済学者としてのみならず、ヨーロッパの平和の重要性を唱導した、思想家・ジャーナリストのケインズの姿と活動を記録した「文書集」。

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概要

パリ平和会議でのドイツの賠償問題をめぐって『平和の経済的帰結』と『条約の改正』で欧米の政治家、世論に自説の正しさを訴える。

目次

第1部 『平和の経済的帰結』に対する反発(1919-1924年)
第1章 イギリスにおける反発
第2章 アメリカ合衆国における反発
第3章 ウィルソン大統領についての再考
第4章 アメリカ合衆国のさらなる反発
第5章 パリ会議の真相
第2部 ケインズと「内部」および「外部」の意見(1919-1920年)
第6章 条約の解釈
第7章 アムステルダム会議--国際融資提案
第8章 フランス嫌いの告発
第9章 イギリスの財政・金融政策
第10章 国際的復興の見通し
第3部 『条約の改正』 を目指して(1921年)
第11章 パリ会議とロンドン会議
第12章 「欧州の経済見通し」
第13章 『条約の改正』の準備を目指して
第4部 『条約の改正』の書評(1922-1924年)
第14章 アメリカのさらなる反発
第5部 「ヨーロッパにおける再興」(1921-1923年)
第15章 『マンチェスター・ガーディアン』紙の特集号計画
第16章 ジェノア会議
第17章 特集号の完結

著者プロフィール

ジョン・メイナード・ケインズ  【著】
じょんめいなーどけいんず

エリザベス・ジョンソン   【編】
えりざべすじょんそん

春井 久志  【訳】
はるい ひさし