がん治療の正解

週刊東洋経済eビジネス新書No.357

週刊東洋経済編集部編
2021年3月26日 発売
定価 550円(税込)
ISBN:9784492921586 / サイズ:e新書/並/143

がんと診断されたら、誰もがショックを受ける。これからどんな治療を受けるべきか。コロナ禍で健康への意識が高まっているものの、科学的根拠のない医療情報にだまされてはいけない。がんやがん治療の基礎的なことを知っておくだけで、いたずらに恐怖感を抱かずに済むかもしれない。治療技術が進歩し、根治の目安とされる5年生存率は全体としては6割を超え、「不治の病」ではなくなっている。とくに早期発見できた場合は、かなりの確率で根治が見込めるようになった。不正確な情報に翻弄されず、治療の基礎的な知識を知ることで、がんとの正しい向き合い方ガイドをお届けする。

本誌は『週刊東洋経済』2020年9月5日号掲載の33ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。このため、新型コロナウイルス感染症による、その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

がんは2人に1人がかかる病気だ。適切な治療法を選ぶために、まず知っておきたいのが「標準治療」。不正確な情報に翻弄されず、治療の基礎的な知識を知ることで、がんとの正しい向き合い方ガイドをお届けする。

目次

信頼できる情報で「がん」と向き合う
知っておきたい3大治療
標準治療は最高レベルの治療
ロボット手術 「ダヴィンチ」の活用広がる
開発進む大型の免疫新薬
ウイルスをがん治療に活用
重粒子線 飛躍しきれない夢の技術
光免疫療法 近赤外線の照射でがんを治療
【胃がん】手術が最も有効な治療法
【大腸がん】早期がんは内視鏡で切除
【肺がん】非喫煙者でも油断は禁物
早期がんへの「縮小手術」が広がる
【乳がん】薬物療法で再発を防ぐ
遺伝子検査が保険適用に
【子宮がん】上皮内ならば子宮を残せる
【肝臓がん】小さければ切除で根治できる
がん検診は信頼できるのか
自由診療の効かない治療が野放し
「がんと免疫」の深い関係
NK細胞活性化で免疫力を維持
INTERVIEW 「免疫の力は無限に近い、がんは治せる病気になる」
 京都大学特別教授・本庶 佑

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ