教員不足の深層

週刊東洋経済eビジネス新書No.431

週刊東洋経済編集部編
2023年7月24日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492922323 / サイズ:e新書/並/118

先生が足りず、授業の「穴」が埋められない。全国各地の公立学校からそうした悲鳴が上がるほど、日本は深刻な教員不足に陥っている。公教育崩壊はあなたの子どもの学校でも、すでに生じている。教員不足の深層に迫るなかで、見えてきた使い捨ての非正規教員への依存、少子化の一方での特別支援学級の増加、進まない定数改善など、教育現場の数々の問題。中学受験の激化で広がる格差や塾業界の子ども争奪戦の実態など、教員不足の深層を探る。

本誌は『週刊東洋経済』2022年7月23日号掲載の28ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

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概要

授業の「穴」が埋められない。全国の学校で起こる異常事態。そこには非正規教員への依存や進まない定数改善など教育現場の数々の問題が見える。公教育の崩壊が教育格差を広げる事態から教員不足の深層を探る。

目次

「先生が足りない」非常事態
“使い捨て”の非正規教員へ依存
ブラックボックス化された採用試験
少子化でも特別支援学級はなぜ増える?
「ブラック校則」はなぜ変わらないのか
根本対策は「定数改善」だ
「タダ」だった部活動がコスト化
文科省予算は減少の一途
INTERVIEW 教員は「聖職者」か「労働者」か?
「一人の労働者、家庭人だと認めてあげるべきだ」(内田 良)
「新自由主義が教員を“会社勤め人”にした」(寺脇 研)
「ふとり教育」で格差拡大
中学受験激化で広がる格差
塾業界の子ども争奪戦
学校「教育力」ランキング

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ