トヨタ生産方式を、いかなる業種にも応用できる経営哲学として、「互いの工場で自主研究会を開催し、切磋琢磨しながら進化・向上・発展を目指す」活動が始動。その活動を起点に誕生したのがNPS研究会である。NPS研究会は運営母体として、株式会社エム・アイ・ピー(MIP)を設立。初代実践委員長として迎えられたのはトヨタ生産方式の現場に知悉する鈴村喜久雄氏(1927~1999)であった。本書では、NPSの経営思想の核心を、鈴村喜久男氏の発言、氏にまつわる豊富なエピソードをもとに蘇らせる。