「人生100年時代」のライフデザイン

株式会社 第一生命経済研究所編/宮木 由貴子著/的場 康子著/水野 映子著/北村 安樹子著
2017年10月13日 発売
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492961346 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:188

人生100年時代のヒントは団塊ジュニアにある!



目前となった「人生100年時代」。人口構造の変化に社会がどう対応していくかはもちろん、個人のライフスタイルや人生設計の見直しも必要になっている。本書は「団塊ジュニア世代」にフォーカスし、人生100年時代に向かって生きる人々のライフデザインについて考察・提言している。人生100年のほぼ真ん中に位置する「団塊ジュニア世代」は、人口規模の大きな世代であると同時に、バブルもデフレも知っている世代だ。この世代の意識や行動を読み解くことは、来る「人生100年時代」にどう立ち向かい、いかに対応していくかを考えるきっかけになるだろう。

第一生命経済研究所では、1995年以来、生活関連の大規模調査を実施し、『ライフデザイン白書』として発刊してきた。今回は白書という位置づけにとどまらず、読み物として楽しめるよう構成している。「消費」「家族」「就労」「健康」「人生設計」といったさまざまな角度から今日の日本を分析し、考察を加えている本書。研究資料としてはもちろん、マーケットを動かしたいビジネスパーソンも必見の一冊だ。

 

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概要

団塊ジュニア世代を中心に、人生100年時代のライフスタイルを「消費」「家族」「就労」「健康」「人生設計」の切り口で分析・提言

目次

はじめに

序章 なぜ今、「団塊ジュニア世代」なのか
「人生100年時代」を前に、今をどう生きているのか

第Ⅰ章 団塊ジュニア世代からみる消費
1 「持つこと=豊かさ」の価値観否定のフロンティア
2 バブル世代までの価値観につきつけた“NO”
3 「当たり前消費」につきつけた“WHY?”
4 団塊ジュニア世代の動向からみえる今後の消費

第Ⅱ章 団塊ジュニア世代からみる家族
1 変わるパートナーシップ――対等な夫婦関係へ
2 厳しい受験戦争の果てに
3.団塊ジュニア世代の動向からみえる今後の家族

第Ⅲ章 団塊ジュニア世代からみる就労
1 厳しい就労競争の果てに――働き方の多様化を促進させた世代
2 65歳を過ぎても働きたい
3 団塊ジュニア世代の動向からみえる今後の働き方

第Ⅳ章 団塊ジュニア世代からみる健康
1 健康に対する意識と行動
2 メンタルヘルスの危機
3 「団塊介護時代」を前に
4 団塊ジュニア世代から始まる健康観の転換

第Ⅴ章 団塊ジュニア世代からみる人生設計 
1 現役世代が直面する2つの環境変化
2 団塊ジュニア世代からみた社会の変化  
3 揺らぐ人生設計  
4 動き出す団塊ジュニア世代 

終章 「人生100年時代」のライフデザイン
これからの消費・家族・就労・健康・人生設計を考える
1.「人生100年時代」の消費
    ――50年後、100年後を「自分事」とし、持続可能な社会構築に向けた消費を
2.「人生100年時代」の家族
    ――自立的なパートナーシップの構築を
3.「人生100年時代」の就労
    ――社会の変化に応じて、自ら働き方のデザインを
4.「人生100年時代」の健康
    ――個人の健康づくりと、健康でなくても生きやすい社会づくりの両輪で
5.「人生100年時代」の人生設計
    ――新たな「生涯現役社会」に向けて

おわりに

資料
「今後の生活に関するアンケート」について
データ集
第一生命「ライフサイクルゲーム2~生涯設計のススメ~」のご紹介

著者プロフィール

株式会社 第一生命経済研究所
かぶしきがいしゃ・だいいちせいめいけいざいけんきゅうじょ

第一生命経済研究所は、第一生命グループの総合シンクタンク。ライフデザイン研究本部は、生活関連のテーマを研究対象とする部門であり、その前身は、1988年に第一生命が設立したライフデザイン研究所。2002年に第一生命経済研究所と、2009年に第一生命ウェルライフサポートと合併し、現在の組織となる。所報「ライフデザインレポート」や「ライフデザイン白書」の発行、各種アンケート調査の実施・公表、ライフデザインセミナーやウェルライフセミナーの実施などを通じ、広く世の中に生活関連情報の提供・提言を行っている。


宮木 由貴子
みやき・ゆきこ

ライフデザイン研究本部 主席研究員。
社会の変化や生活の多様化による消費スタイル・消費者意識の変化やコミュニケーションの課題などの研究に従事。
著書に『ライフデザイン白書2015年』(共著、第一生命経済研究所編、2015年)など。
一般社団法人 日本ヒーブ協議会代表理事(2016・2017年度)。


的場 康子
まとば・やすこ

ライフデザイン研究本部 上席主任研究員。
ワークライフバランス社会の実現に向け、子育てや介護等の家庭と仕事との両立支援策、特に事業所内保育施設や女性活躍推進のための働き方改革が主な研究テーマ。
著書に『ライフデザイン白書2015年』(共著、第一生命経済研究所編、2015年)、『出生率の回復とワークライフバランス~少子化社会の子育て支援策』(共編著、中央法規、2007年)など。


水野 映子
みずの・えいこ

ライフデザイン研究本部 上席主任研究員。
誰もが暮らしやすい・働きやすい社会を目指し、ユニバーサルデザイン、障害者の生活・就労、健康、介護などの分野の調査研究に従事。
著書に『ライフデザイン白書2015年』(共著、第一生命経済研究所編、2015年)など。


北村 安樹子
きたむら・あきこ

ライフデザイン研究本部 上席主任研究員。
家族、ライフコース等に関する調査研究に従事。
著書に『ライフデザイン白書2015年』(共著、第一生命経済研究所編、2015年)など。