週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2004年11月27日号
2004年11月22日 発売
定価 597円(税込)
JAN:4910201341146

特集:動き出す あなたの金融資産

ゼロ金利で銀行に滞留していた個人金融資産1426兆円が動き出す。12月から銀行の証券仲介が始まり、来年4月にはペイオフ全面解禁など、キャッシュフローイベントが相次ぐ。銀行、証券会社の取り込み戦略と顧客の対応策を探った。

資産運用の現場/資産運用の心得/資産運用の盲点

第2特集:米国の景気減速と経常赤字拡大が日本を窮地に 景気失速 円高再燃の深刻度

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.38

COVER STORY
1426兆円の光と影
動き出す あなたの金融資産

資産運用の現場

P.40 団塊世代の退職金を狙え!
野村、大和、日興が挑む80兆円獲得作戦

P.42 リスク性商品へ誘導!
銀行が呼び込む投資商品への「誘導現場」

P.44 富裕層を取り込め!
銀行・証券・外資のプライベートバンキング戦略

資産運用の心得

P.46 失敗しない投資運用術
「世代別の運用ポートフォリオ」を専門家が指南

P.48 ボーナス運用商品
毎月分配型投信、中国株式など

P.49 インタビュー 金融庁長官・五味廣文

資産運用の盲点

P.50 金融機関の死角
業務改善命令を受けたシティ、地銀の不法行為

P.52 顧客の落とし穴
金融商品への苦情続出 金融機関には頼るな!


P.102

第2特集 
米国の景気減速と経常赤字拡大が日本を窮地に
景気失速 円高再燃の深刻度

7~9月期のGDP速報値はエコノミスト予想を下回る“実質ゼロ成長”。追い打ちをかけるように円高が再燃、1ドル=103円台へ突入した。米国の景気減速、双子の赤字拡大が背景にあるが、このまま景気回復局面は終焉するのか。


The Headline ニュース

P.16 「西武王国」解体への秒読み

P.18 好決算「花王」に意外な死角 赤字の中国事業へテコ入れ本格化

P.19 患者数530万人のCOPD 「たばこ病」に新治療薬

P.20 駿河屋事件 背後に闇紳士たちの暗躍

P.22 石油化学大手の9月中間決算 ナフサ高で下期業績に不安

P.24 World News
「一時的」か「恒久」か。イラン・欧州の同床異夢

P.26 World View
インサイド・アメリカ/インサイド・アジア

P.28 「ミスターWho」の少数異見/今週の気になる数字

P.30 クォンツアナリストに聞く
吉野貴晶(大和総研 投資戦略部 チーフ・クォンツアナリスト)


ビジネスリポート01

P.56 米国ITビジネス最新事情
ケータイ後進国に彗星現る! “ブラックベリー”の大躍進

米ビジネス界で「クラック(麻薬中毒)ベリー」のアダ名がつくほどユーザーたちが熱狂的に支持する携帯端末が出現! ケータイ後進国とされる米国に巻き起こった新しい潮流。


ビジネスリポート02

P.60 本社ナンバー・スリーに直撃
収益柱を守れ。マイクロソフトの「オフィス」強化戦略

2大収益部門のひとつ「オフィス」の生みの親、ジェフ・レイクス上級副社長。今日のマイクロソフトの礎を築いた功労者の一人だ。現在の彼のミッションは“布教”である。


第20回 高橋亀吉記念賞

P.120 テーマ:アジアの時代―日本の進路
優秀作 山崎 朗(九州大学大学院経済学研究院教授)

Key Person

P.64 新日本製鉄社長 三村明夫
鉄鋼好況で過去最高決算となった新日鉄だが、三村社長は本格的な設備投資には慎重。じっくり状況を見極めても、手遅れにはならないと判断している。好決算のチャンスにまずは財務体質を改善し、未来に備えるのが最優先と語る。


連載

P.134 小説
江上 剛 『異端王道』 第45回

P.142 エッセイ 医者の心眼
奈良信雄 誤解を招く病名「エコノミークラス症候群」

P.78 新・ゴルフざんまい
阪田哲男 オープンの名に相応しいコースセッティングを

P.110 日本経済の明日
田中直毅 下落に転じた原油市況。1バレル=40ドル割れも

P.9 経済を見る眼
橘木俊詔 働きすぎの人が若者の職を奪っている

P.130 FOCUS政治
塩田 潮 またも骨抜き?三位一体改革

P.114 一橋ICS MBA戦略講座
デジタルコンテンツ製品のビジネスモデル
ディミトリ・リティシェフ (一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授)

P.84 トップの履歴書
畔柳信雄 (三菱東京フィナンシャル・グループ社長)

P.117 使える!金融英語
柴田真一 (Mizuho International plc Executive Director)

論点

P.126 加藤幹之(富士通経営執行役、前ICANN理事)
急増するインターネットの社会的問題

P.145 『会社四季報』最新情報
JT/富士写真フイルム/森精機製作所/日立建機/日産自動車/NTTドコモ

P.71 マーケティングの達人に会いたい
日野正雄さん/明治乳業:宅配サービス

P.68 ニッポンの技術再発見
本田技研工業:四輪駆動力を制御「SH-AWD」

P.82 地方発Reborn/熱海

P.132 アウトルック/大統領とシティグループ。巨大化の自家中毒

P.74 The Talk

P.138  ブックレビュー
『言論統制』『相対性理論の矛盾を解く』『野村万之丞作品写真集 萬歳樂』他


データ・その他

P.148 3カ月タイムテーブル

P.108 告知板 新製品・イベント

P.146 目で見る経済データ

P.150 データ&ランキング 大株主の持ち株比率が非常に高い会社

P.144 100年前の東洋経済/50年前の東洋経済

P.149 読者の手紙・編集部から


PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
共立/保険新時代を拓く先進のプラットフォーム

P.85 広告特集 環境経営の新潮流

P.83 キリンビール

P.118 ビジネス・フォーラム

今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号