週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2004年12月4日号
2004年11月29日 発売
定価 597円(税込)
JAN:4910201311248

株「新年」相場 全予測

いよいよ師走。株式市場はすでに2005年を見据えている。急速な円高など、相場を取り巻く環境は風雲急だ。酉年の新年相場は“金の卵”を生むことができるか。『会社四季報』新春号の「超先取り」情報など、割安銘柄も独自に発掘する。

相場のプロ20人が読む、2005年株価シナリオ

ランキングで銘柄チェック!
予想経常利益上方修正 280社/予想経常利益下方修正 280社/業種別主要会社・株価上昇余地 380社

第2特集:京都メカニズムの呪縛とクレジットの錬金術 排出権ビジネスの深層

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.30

COVER STORY
上昇か低落か? 2005年の株価はこうなる!
株「新年」相場 全予測

P.34 相場のプロ20人が読む、2005年株価シナリオ
05年末1万3000円超か。注目は内需やM&A

P.39 予想以上の儲け!上方修正に注目だ
新年相場の主役が、この中に潜んでいるか

P.44 『会社四季報』新春号 「超」早耳情報を公開
独自取材で上方修正を先取り!

P.46 変調を見逃すな! 下方修正に要注意
デジタル景気に異変。誤算をはね返せるか

ランキングで銘柄チェック!

P.41 新年相場の主役!
予想経常利益上方修正 280社

P.48 危ういサインを見逃すな!
予想経常利益下方修正 280社

P.51 最新理論株価から見た割安銘柄
業種別主要会社・株価上昇余地 380社


P.110

第2特集 
京都メカニズムの呪縛とクレジットの錬金術
排出権ビジネスの深層

ロシアの批准によって「京都議定書」が発効へ。同時に排出枠の金銭的取引が動き出す。地政学的駆け引きとビジネスの思惑が交錯、環境問題は経済問題になる。


The Headline ニュース

P.16 社会保険事務所も民間開放? 「市場化テスト」で官業に風穴

P.18 三井物産・排ガスデータねつ造 槍田改革いまだ浸透せず

P.19 前代未聞の工場休止 日産がまさか鉄不足の誤算

P.20 スーパーコンピュータ戦争 「アメリカ独り勝ち」再び

P.22 37年ぶりの自前チーム ホンダ、F1強化の真意

P.23 World News
ブッシュ2期目の外交は中東とアジアに焦点

P.24 World View
インサイド・アメリカ/インサイド・アジア

P.25 「ミスターWho」の少数異見/今週の気になる数字

P.26 エコノミストに聞く
熊野英生(第一生命経済研究所主席エコノミスト)


スペシャルリポート

P.82 アラファト後の中東和平
「和平」と「混迷」 どちらかの始まりに

「パレスチナと結婚した」と豪語し「ミスター・パレスチナ」と呼ばれたアラファト議長が死亡した。その死は和平に向けての「障害」となるか、あるいは「チャンス」となるか。


ビジネスリポート

P.58 第2、第3の西武鉄道も…
上場廃止! 刑事罰! 損害賠償! “大制裁”時代の情報開示

有価証券報告書への虚偽記載が次々と明るみに。悪質とされた西武鉄道は上場廃止となった。証券取引法改正はじめ「厳格化」が進展。もはや情報開示に消極的な経営は許されない。


論点

P.116 米国の相対的強さは健在 ドル安は長続きせず
溝口善兵衛(国際金融情報センター理事長、前財務官)

Key Person

P.88 ゴールドマン・サックス 米国株チーフ・ストラテジスト アビー・J・コーエン
米国を代表するストラテジストが展望する2005年の米国経済。米国の景気失速はないのか。累増する米国の財政赤字は攪乱要因にならないか。ドル安のゆくえ、原油高によるダメージは。

高柳氏は「ノーベル賞に最も近い日本人」といわれる科学者のひとり。哲学にも似た理論物理の世界を現実世界に落とし込む、量子コンピュータの実現に向け奮闘中だ。


連載

P.124 小説
江上 剛 『異端王道』 第46回

P.132 エッセイ 文化の玉手箱
木村尚三郎 いい光の時代

P.108 新・ゴルフざんまい
内藤雄士 男子ゴルフツアーが危ない?!

P.104 日本経済の明日
田中直毅 踊り場を迎えた景気。世界の景気波動と日本経済

P.9 経済を見る眼
大竹文雄 「災害保険税」を創設せよ

P.120 FOCUS政治
山口二郎 補助金廃止こそが日本を変えるカギ

P.100 一橋ICS MBA戦略講座
「コンテンツ流」ブランディングの可能性
阿久津 聡 (一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授)

P.76 トップの履歴書
ビジャン・コスロシャヒ (富士火災海上保険社長)

P.99 使える!金融英語
柴田真一 (Mizuho International plc Executive Director)

P.135 『会社四季報』最新情報
山之内製薬/オリエンタルランド/エルピーダメモリ/三菱自動車/野村ホールディングス/光通信

P.78 マーケティングの達人に会いたい
ゴードン・トムさん/ダイソン:ダイソン DC12

P.62 ニッポンの技術再発見
協和発酵:ジペプチド

P.74 地方発Reborn/横浜

P.122 アウトルック/米軍再編が問う、日本の「戦略観」

P.128  ブックレビュー
『アメリカ帝国の悲劇』『ハーバードからの贈り物』『最後の錬金術師 カリオストロ伯爵』他


データ・その他

P.140 3カ月タイムテーブル

P.69 告知板 新製品・イベント

P.136 目で見る経済データ

P.142 データ&ランキング 株価に比べて配当が多い会社

P.134 100年前の東洋経済/50年前の東洋経済

P.141 読者の手紙・編集部から


PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
JFEシステムズ/「JFEシステムズ」が考えること。

P.92 広告特集 2005年は新しいポートフォリオ構築のチャンス

P.70 日本ユニシス

P.86 ビジネス・フォーラム

今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号
  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号