週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2010年10月16日号
2010年10月12日 発売
定価 817円(税込)
JAN:4910201331000

本当に強い大学 2010

明日を担う人材をどう育てるか。選ばれる大学になるためには「面倒見のよさ」が決め手の時代に。

Part1: 改革迫られる大学経営
Part2: 役に立つ大学とは
Part3: どうなる基礎研究

NEWS TOP1:
日銀追加緩和に潜んだ、財政再建を阻む怖い副作用

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
改革加速こそ生き残る道
本当に強い大学 2010


P.38 【図解】 厳しい経営環境が続く大学

P.40 日本の大学TOP100

【本誌独自ランキング】 総合力で大学を見る


P.44 Part1 改革迫られる大学経営

P.44 【財務力】 金融危機の傷癒え、運用損計上は一巡

P.48 選抜機能を失った大学入試、高大接続テストは特効薬か

P.52 新キャンパス整備に走る首都圏・中部・関西の大学

P.58 資格はキャリア形成の一環、“出口”見据えた支援が必要

P.62 社会人の学習意欲に応える大学・大学院や講座が充実

P.63 INTERVIEW│ 竹村牧男/東洋大学学長 「社会人こそ大学院に来てほしい」

P.65 INTERVIEW│ 菅谷 充/マンガ家・小説家 「50代からインターネットの早大へ」

P.66 COLUMN│ 大学クレジットカード事情 卒業後の優良顧客化が狙い


P.72 Part2 役に立つ大学とは

P.72 【グローバル人材育成】 法政/上智/立教/明治/立命館APU /国際教養大学
英語はできるのが当たり前、より重要なのは幅広い教養

P.77 中嶋嶺雄/国際教養大学学長
「世界的に見れば4年間で卒業できないほうが普通」

P.78 【就職力】 本誌特別アンケート インターンシップ&学内セミナーの熱心度

P.82 厳しさ増す女子学生の就活、企業研究と自信が内定生む

P.84 悩める学生に救いの手を! 広がる大学のメンタル支援

P.88 COLUMN│ 付加価値高まる学生食堂 単価下落に運営側は苦悩

P.94 INTERVIEW│ 納谷廣美/明治大学学長
「創立150周年の時には世界に発信できる大学に」


P.96 Part3 どうなる基礎研究

P.99 INTERVIEW│ 磯貝 彰/奈良先端科学技術大学院大学学長「安定的な研究環境を」

P.102 【大学別】 生涯給料ランキング “実質的な就職力”で検証

[注目ランキング]  P.44 私立大学財務 P.68 【学部別】難易度 P.90 【地域別・学部別】就職率

別冊付録| 2010年版 大学四季報


コラム

P.9 経済を見る眼
不磨の大典「総定員法」の弊/権丈善一


P.18

NEWS TOP 4

(1)日銀追加緩和に潜んだ、財政再建を阻む怖い副作用
時間軸の導入や資産買い入れ基金も創設。包括緩和と呼ぶ、追加政策の効果はいかに。

(2)ホンダ「新HV」発売も、プリウスの遠い背中
HV戦争ではプリウスに敗北したホンダ。最重要車のフィットHV版でトヨタに再び挑むが…。

(3)横浜球団獲得に名乗り、住生活グループの腹づもり
横浜ベイスターズの買収交渉が表面化。不振が続く弱小球団に触手を伸ばす狙いとは。

(4)東京スカイツリーの光と陰、墨田区条例改正で波紋


今週のキーワード&キーパーソン

P.21 キーパーソン
野中正人/しまむら社長

P.22 WORLDWIDE NEWS
インド経済、米国政策、EU財政、米国消費


スペシャルリポート

P.24 タイ製マーチで裏付け、日産グローバル経営
単に生産移転だけでなく、国境や部門を超えた人材の発掘・育成こそ真髄だ。


MARKET VIEW

P.28 市場観測
急増するサムライ債の発行、量的緩和長期化で人気持続
石原哲夫/みずほ証券金融市場調査部シニアクレジットアナリスト
「サムライ債市場では金融セクターが目立つ」

P.30 株式観測
日銀ゼロ金利策を評価も、需給面にはやや不安残る

P.30 会社四季報【最新情報】
日清紡HD、SANKYO、一六堂、ドクターシーラボ

P.32 マクロウォッチ【世界経済】
景気息切れ懸念に追い打ち、中国当局が電力供給を抑制

P.32 今週の気になる数字
医療機関で不足している医師数

P.33 ミスターWHOの少数異見
「論理」を捨てた民主党、外交は内弁慶のアキレス腱

P.33 Hot&Cool
ヨーカ堂が小型スーパーに参入、垂涎の都心部出店も課題は山積

P.34 読者の手紙、編集部から


インサイドチャイナ、カンパニー&ビジネス、トップインタビュー

P.106 インサイドチャイナ
「黒灯率」運動に見る不動産バブル崩壊の兆候。
中国で増え続ける無人のマンション。市民の間にはバブル崩壊への警戒感が広がりつつある。

P.110 カンパニー&ビジネス
“部品屋の矜持”を支えるYKK流哲学「善の巡環」
原材料から生産設備まですべて自社で手掛ける徹底。創業来の思想がその開発力を育んだ。

P.114 TOP INTERVIEW
木村惠司/三菱地所社長
「オフィス投資の観点から見ると、日本は世界的に見て優位」


連載

P.120 中国動態 China Watch
貧弱な公的医療制度、不平等の解消が急務

P.122 グローバル・アイ
「不況は7年間続く」という予測の真実味/ロバート・J・シラー

P.124 知の技法 出世の作法 佐藤 優
法学や経済学の知識を公務員試験で確認する

P.126 ニッポンの選択 野口悠紀雄
なぜ日本だけがデフレになるのか

P.128 わかりあえない時代の「対話力」入門 北川達夫

P.130 「仕事術」相談 佐々木常夫

P.132 The Compass
ASEANでも中国への警戒高まる
白石 隆/日本貿易振興機構 アジア経済研究所所長
「米国の力背景に南シナ海での領土紛争でASEANが強い態度に」

P.134 FOCUS政治
日中関係と小沢問題で、臨時国会は波乱の幕開け/歳川隆雄

東洋経済1000人意識調査|国の歳出項目のうち、減らすべきものは?

P.136 アウトルック
賛否両論の「お泊まりデイサービス」、厚労省の狙いは規制強化か

P.138 Books&Trends
『西洋医がすすめる漢方』を書いた、新見正則氏に聞く
新見正則/帝京大学医学部准教授
「漢方は“何か困ることはありませんか”が口火」

Review、新刊新書サミング・アップ

P.143 トレンド超流
インターネットカフェ/郊外のネットカフェは家族客やシニア客で賑わう

P.146 場の磁力 最終回
日本初のホームページを発信

P.147 告知板
新製品&イベント

P.148 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

P.150 長老の智慧
横尾忠則 74歳の創作活動のエネルギーの素は少年時代の記憶


PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
バイオ・ラッド ラボラトリーズ/ライフサイエンス の世紀を切り拓く研究をトータルサポート

P.16 CREDO
郵船ロジスティクス

今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号

訂正情報

週刊東洋経済 「本当に強い大学 2010」 訂正情報

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週刊東洋経済2010年10月16日号(10月12日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
46ページ ■「私立大学財務ランキング」の記事中

(最下段22行目)
:慶應義塾大学は08年度、約170億円という巨額の有価証券評価損を計上、帰属収支差額が07年度の赤字85億円から08年度は269億円の赤字へと急悪化した。

:慶應義塾大学は08年度、約170億円という巨額の有価証券評価損を計上、消費収支差額が07年度の赤字85億円から08年度は269億円の赤字へと急悪化した。
綴じ込み付録
「大学四季報」
45ページ
■鳥取大学の記事中

:学長:能勢隆文

:学長:能勢隆之
59ページ ■「就職難で注目度高まる資格」の記事中

(「■特定の学部・学科を出なくても取れる資格は多い」表中の「簿記」の項目)
:「日商簿記検定」で1級を取得すれば税理士試験の簿記論は免除

:「日商簿記検定」で1級を取得すれば税理士試験の受験資格を得られる