週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年11月3日
2012年10月29日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201311125

アップルはいつまで特別か

9月のアイフォーン5に続き10月にはiPadミニがお目見えした。成長のブースターに、またまた火が付いたアップル。その未来を占っていこう。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
スマホブームで絶好調!
アップルはいつまで特別か

[図解] 売り上げ、利益、出荷台数…最強ぶりは変わらず


[Chapter1] 最強アップルに忍び寄る不安

鬱積するサプライヤーの不満、「技術尊重」の姿勢が後退

地図が大コケでユーザーに謝罪、「自前主義」の限界が露呈

ファブレス経営の曲がり角、アウトソーシングにきしみ

クラウドは敵か味方か、端末価格が急落するおそれ

サムスンとの特許紛争が長引くとアップル不利に

INTERVIEW|夏野 剛/慶応義塾大学特別招聘教授
「アップルの未来は次のiPhone が決める」


[Chapter2] 動き始めたクック体制の新戦略

「ミニ」が新市場を開拓、タブレットが爆発的成長へ

どうなる新事業開拓、次はやはり「テレビ」?

新素材や加工方法を追究、外装デザインも進化する

INTERVIEW|アダム・ラシンスキー/米『フォーチュン』誌シニアエディター
「成長し続けるには新分野が必要だ」

成長鈍化後に必要な戦略転換“過去の会社”にならないために


[Chapter3] ライバルたちは打倒アップルを目指す

[1グーグル] 垂直統合で“独り立ち”へ?

[2サムスン電子] “次なる目玉はすでにここにある”

[3マイクロソフト] 巻き返しの武器を一斉投入

[4ソニー] 復活のカギはスマホ

[5アマゾン] ラインナップを拡充し一気に攻勢


ますます多種多様に! 「タブレットの選び方」入門

私的端末の業務利用・「BYOD」の覇者は誰か

ソフトバンクとKDDI、iPhone をめぐるLTE 競争の行方

INTERVIEW|
岩男 恵
/KDDI 技術統括本部技術企画本部長
宮川潤一/ソフトバンク 取締役専務執行役員CTO


P.78

第2特集
進化する
クライシスマネジメント

もし無防備なままマグニチュード9の巨大地震に襲われたら、その企業の命運はそこで尽きる。感染症、サイバーテロ…。災害以外にも世の中のリスクは増大。危機管理の最前線を探った。


P.16 巻頭インタビュー

ジェフ・ベゾス(アマゾン・ドット・コムCEO)/アマゾン・ドット・コムCEO
「“買う”時でなく、“使う”時に稼ぐのがキンドルだ」


P.18 NEWS & REPORT

(01)1件で150億円も、復興予算もらう顔ぶれ
「活力ある日本の再生」を目的に被災地以外に投じられる復興予算。大企業の補助金となっている実態。

(02)赤字国債発行できず、迫る「政府閉鎖」の現実味
赤字国債発行のメドが立たず、11月末にも枯渇する国の財源。シワ寄せはどこに及ぶのか。

(03)欲しいのは電波だけ? ソフトバンクの本音
1800億円で買収後、出資比率を33%未満に引き下げる計画が明らかに。その狙いとは。

(04)パナソニック再生へ、津賀新体制の針路

(05)市場は追加緩和期待、日銀が次に出す一手

(06)禁止省令は腰砕け、調剤ポイントの惰性


P.28 MARKET & MACRO

■株式観測/張谷幸一  ■為替観測/亀岡裕次  ■市場観測/ポール・シェアード  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】

市場観測
ポール・シェアード /S&P レーティングズ・サービシズチーフ・グローバル・エコノミスト
「米国住宅市場は底打ちだが“財政の崖”は大きなリスク」


連載

■経済を見る眼/池尾和人  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■中国動態/厳 善平  ■アジア特報/『今周刊』(台湾)  ■グローバル・アイ■FOCUS政治/歳川隆雄  ■政治は嫌いと言う前に/砂原庸介  ■Books&Trends  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメなど  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■長老の智慧【最終回】/福地茂雄(アサヒグループHD相談役)

経済を見る眼
池尾和人 /慶応義塾大学教授
「画期的な技術に社会が適合するには時間がかかる」

政治は嫌いと言う前に
砂原庸介/大阪市立大学准教授
「政治にとってバラマキは現実的な選択でもある」

Books & Trends
坪田一男 /慶応義塾大学教授
「“ごきげん”を習慣化すれば健康になり人生も豊かに」

長老の智慧【最終回】
福地茂雄 /アサヒグループHD相談役
「会社を変革できるのは、カミソリではなくナタ」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■東洋経済1000人意識調査  ■ゴルフざんまい 青木 功


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今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号