ビッグの終焉

ニコ・メレ著/遠藤 真美訳/佐々木 俊尚解説
2014年1月10日 発売
定価 1,944円(税込)
ISBN:9784492223376 / サイズ:サイズ:四六変判/ページ数:496


ハーバード大学ケネディスクールで教える 未来研究者による緊急提言



 人と人がいつでも、瞬時に、地球上のどことでもつながり合う能力は、世の中を劇的に変えている。ソーシャルメディアのパイオニア、政治・ビジネス戦略のエキスパートとして第一線で活躍し、ハーバード大学ケネディスクールでも教鞭をとる著者が、新しいテクノロジーがもたらす社会の未来の素晴らしさと恐ろしさを説く。



 市民がソーシャルメディアを使って政府を倒す。オンラインで資金を調達する草の根勢力が政府の権力を揺るがす。オンライン講義が普及して、大学は学生の確保に苦しむ。市民ジャーナリストやブロガーの出現で既存のニュース媒体は劣勢に立たされる。伝統的機関に革命の波が押し寄せている。新しいテクノロジーは両刃の剣だ。社会を良くすることもあれば、意図せざる結果を生むこともある。



 新しいテクノロジーは世界を劇的に変える計り知れない力を持っている。注意深く使わなければ、暗澹たる未来に行き着き、自由を奪われ、基本的な人間の価値が脅かされることになりかねない。私たちの未来はどこにあるのか。著者の深い洞察と熱い想いが凝縮された未来への希望と警鐘の書。


商品を購入する

概要

高度なネットワークの発達で、政治・ビジネス・文化などの権威が崩壊する。その開かれた未来と、混迷する社会を描いた警世の書。

目次


第1章 すべて焼き払え

第2章 ビッグ・ニュース

第3章 ビッグ・パーティー

第4章 ビッグ・ファン

第5章 ビッグ・ガバメント

第6章 ビッグ・アーミー

第7章 ビッグ・マインド

第8章 ビッグ・カンパニー

第9章 ビッグ・チャンスをつかめ」

解 説(佐々木俊尚)


著者プロフィール

ニコ・メレ
Nicco Mele

ハーバード大学ケネディスクール講師、エコーディット社未来研究員 目まぐるしく変化するデジタル時代の未来を予測する気鋭の論客。
ソーシャルメディアやWeb 2.0を政治やビジネスに活用した先駆者である。2004年の大統領選挙において民主党ハワード・ディーン候補の陣営で、ITを駆使して選挙資金集めなどを行い、アメリカの政治界に革命的な変化をもたらした。
インターネットのコンサルティング会社エコーディットを設立し、さまざまなNPOやフォーチュン500社に選ばれた企業などにコンサルティング活動を続けている。その他、スタートアップ企業の数社の創設・経営に参画。
現在、エコーディット社の未来研究員として活躍するほか、ハーバード大学ケネディスクール(行政大学院)にて、インターネットと政治について教鞭を執る。
西アフリカ生まれ。幼少時をアジアやアフリカで過ごす。ウィリアム・アンド・メアリー大学卒。

遠藤真美
えんどう・まさみ

翻訳者。
主な訳書に、シェンカー『コピーキャット』、ハーフォード『アダプト思考』、フォックス『合理的市場という神話』、セイラー/サンスティーン『実践行動経済学』、ブックステーバー『市場リスク 暴落は必然か』がある。

佐々木俊尚
ささき・としなお

作家・ジャーナリスト
1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退後、毎日新聞社入社。12年あまり事件記者を務めた後、アスキーに移籍し、『月刊アスキー』編集部などを経て独立。現在は、フリージャーナリストとして、ITと社会の相互作用と変容、ネットとリアル社会の衝突と融合を主なテーマとして執筆・講演活動を展開。
著書に『レイヤー化する世界』『電子書籍の衝撃』『キュレーションの時代』など多数。