●東洋経済新報社の新しい経済学テキストシリーズ〈サピエンティア〉第1弾
●気鋭の経済学者の書き下ろし、計量経済学の中級テキストの決定版!
●確率・統計の基礎から様々な計量経済モデル、実証分析の進め方、論文執筆の初歩まで、わかりやすく解説。
●各章末に演習問題付き(解答は東洋経済新報社サイトにて公開)
「本書は,大学の経済学部の中級から上級向けとして書いた計量経済学の教科書です.そのため,偏微分や重積分などの微積分や行列表現などの線形代数の知識を,また,初等的な統計学の知識を前提としています.一方,行列微分などを用いる大学院上級の内容は含まれていません.
昨今ではいろいろなパッケージ・ソフトウエアで様々な計量分析が可能となっています.卒業論文や修士論文を読んでも,比較的新しい手法で分析が行われていることがあります.ただ,果たして学生がどの程度,背後にある計量経済学の理論を理解しているかというと,その理解は必ずしも十分なものではないと感じることが少なくありません.しかしながら,理論なき実践の危険性は多くの人が認知している問題であり,本書がその解決に少しでも役立てばうれしく思います.」(「はじめに」より)