決定版 デジタル人民元

世界金融の覇権を狙う中国

木内 登英著
2021年8月27日 発売
定価 1,870円(税込)
ISBN:9784492681480 / サイズ:四六/並/280

元日銀審議委員が徹底解説!

ドルを脅かす「デジタル人民元」とは一体何なのか!?


2022年2月の北京冬季五輪で世界にお披露目することを目指し、中国は「デジタル人民元」の発行準備を着々と進めています。主要国では初めての中銀デジタル通貨、つまりデジタル形式での法定通貨の発行です。

ところが、その具体的な仕組みや発行の狙いなどについては、依然として謎の部分が多いです。
本書は、そんな極めて多様な顔を持つデジタル人民元について読者が理解を深めるための1冊となっています!

★★こんな人におすすめ★★
・金融関係者
・最新のフォンテック事情について知りたい
・中国ビジネスに携わっている
・中国が今どんなことに取り組んでいるか気になる
・米中問題に興味関心がある
・プラットフォーマーとその規制に関心がある


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概要

中国「デジタル人民元」が世界中から警戒視されています。その発行が世界に与えるインパクトとその問題点を解説します!

目次

第1章 世界を震撼させる「デジタル人民元」
第2章 デジタル人民元は米国の金融覇権への挑戦
第3章 米中対立から新冷戦構造へ
第4章 中国で進むプラットフォーマーへの統制強化
第5章 世界で動き出す中銀デジタル通貨構想
第6章 2030年金融市場・金融ビジネスの予想図

著者プロフィール

木内 登英  【著】
きうち たかひで

野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト。
1963年生まれ。1987年早稲田大学政治経済学部卒業、同年野村総合研究所入社。一貫して経済調査畑を歩む。1990年野村総合研究所ドイツ(フランクフルト)、1996年野村総合研究所アメリカ(ニューヨーク)で欧米の経済分析を担当。2004年野村證券に転籍し、2007年経済調査部長。2012年7月~2017年7月、日本銀行政策委員会審議委員。主な著書に『異次元緩和の真実』(日本経済新聞出版社、2017年)、『決定版 銀行デジタル革命』(2018年)、『決定版 リブラ』(いずれも東洋経済新報社、2019年)など。