週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2005年7月9日号
2005年7月4日 発売
定価 597円(税込)
JAN:4910201320752

特集:“爆食龍”に異変! 中国発 資源動乱

鉄鋼/石油化学/海運/紙・パルプ/原油

これからどうなる?中国経済、世界の需給
中国「爆食型経済」の終焉で原油や商品市況はどこへ行く

沈 才彬/三井物産戦略研究所中国経済センター長
柴田明夫/丸紅経済研究所副所長

第2特集うつ、不眠なんて コーピングで吹き飛ばせ!

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.30

COVER STORY
まだまだ序の口?本当の混乱は2006年にやってくる
“爆食龍”に異変! 中国発 資源動乱

世界的な「過剰貯蓄」が続いている。これまで米国経由で循環していた資金フローに対し、米利上げや米・中の景気減速と不動産バブルなどを要因として「異変」の兆しが出てきた。膨張したヘッジファンドの変調も含め、リスクに翻弄される世界的なカネ余りの行方を追った。

異変1【鉄鋼】

P.32 中国製の流入が市況を攪乱。業界は神経ピリピリ

異変2【石油化学】

P.36 セーフガードと投資抑制策がW直撃、PTA急落の大悲鳴

異変3【海運】

P.38 6割、8割の市況“大暴落”。中国めぐり強弱の見方が交錯

異変4【紙・パルプ】

P.40 中国コート紙で市況軟化?日本勢が恐れる悪夢の再現

異変5【原油】

P.42 中国牽引の需要拡大続き、60ドル突破も勢い止まらず
経済ショックなければ崩壊しても影響軽微

P.44 これからどうなる?中国経済、世界の需給
中国「爆食型経済」の終焉で原油や商品市況はどこへ行く

沈 才彬/三井物産戦略研究所中国経済センター長
柴田明夫/丸紅経済研究所副所長


P.92

第2特集
うつ、不眠なんて
コーピングで吹き飛ばせ!

P.94 職場が救うコーピング 病気は現場で起きる!
大証フリーズの真相

P.96 自分でできるコーピング 不安ならすぐ医者へ!

P.96  眠れぬ夜をなくします! 睡眠ビジネス躍進の裏側

The Headline ニュース

P.16 定員割れで萩国際大が経営破綻 迫り来る大学“大倒産時代”

P.19 マイクロソフト、ヤフーが検索サービスを強化 王者「グーグル」を追撃

P.20 携帯電話の電波争奪戦 突如名乗りを上げたウィルコムの成算

P.21 北海道・最大手百貨店の苦境 「丸井今井」再建に2つの難題

スクープ

P.18 経産省の裏金運用事件 立件逃れ?法務省と異例の協議

P.23 World News 外交経験乏しい大統領。イランは内向的になるか

P.24 World View インサイド・アメリカ/インサイド・アジア

P.25 「ミスターWho」の少数異見/今週の気になる数字

P.26 ストラテジストに聞く
高田 創(みずほ証券 市場営業グループ投資戦略部長・チーフストラテジスト)


ビジネスリポート01

P.46 揺れる庄山社長の看板事業
日立“浮上”に最大の壁 HDDの七転八倒


ビジネスリポート02

P.50 伊藤園vs.サントリー 因縁の対決
熱いぞ!茶葉戦争

論点

P.110 総括 ライブドアvs.フジテレビジョン
そして誰も企業価値を増やせなかった
井上光太郎(名古屋市立大学大学院助教授)
加藤英明(神戸大学大学院教授)
村瀬英彰(名古屋市立大学大学院助教授)

この人に聞く

P.54 ディスクロ事業を営む会社の「CSR経営」
「宝印刷のCSRは監査を改善につなげ、それを繰り返す」
堆 誠一郎(宝印刷社長)

Key Person

P.56 
日本航空社長・CEO 新町敏行
国交省から事業改善命令を受けた後も、なお続く安全トラブル。航空会社の生命線である安全確保と、低迷する収益改善という2大課題をどう実現するか。新社長の船出は“乱気流”の中の厳しいものとなった。


連載

P.72 新・ゴルフざんまい
舩越園子 全米オープンを盛り上げたのは誰だ?

P.102 日本経済の明日
田中直毅 デフレ脱却は指呼の間か。資金循環の流れに変化

P.99 経済を見る眼
伊藤隆敏 組織の美しいやせ方とマイナス・シーリングの功罪

P.120 FOCUS政治
山口二郎 民主党は価値観と政策の大枠示せ

P.112 一橋ICS 経営法務講座
雇用の流動化と保護強化された企業・秘密
土肥一史(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)

P.115 陳言の中国縦横無尽
相次ぐ中国企業による買収は「ブランド」「資源」から。地に足着かず、リスク増大

P.66 トップの履歴書
中村満義(鹿島社長)

P.115 使える!金融英語
柴田真一 (Mizuho International plc Executive Director)

P.128 『会社四季報』最新情報
東日本ハウス/くらコーポレーション/ライフォート/メガネスーパー/イハラケミカル工業/エイチ・アイ・エス

P.60 マーケティングの達人に会いたい
中島久一さん/シモンズ:マイナスイオンマットレス

P.70 ニッポンの技術再発見
住友重機械工業:早期ガン検診に貢献する「サイクロトロン」

P.122 アウトルック
小泉首相の靖国神社参拝。アジアの信頼損ない国益にも反する

P.113 The Talk

P.120 ブックレビュー
『成長の限界 人類の選択』『アメリカ依存経済からの脱却』『明治デモクラシー』他

データ・その他

P.128 3カ月タイムテーブル

P.126 目で見る経済データ

P.130 データ&ランキング 営業キャッシュフロー(CF)ランキング

P.129 読者の手紙・編集部から


PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
日本SGI/ここに未来の入り口がある

P.65 ビジネスコア スーパーネット・ソリューションズ

P.118 Vision21 日清製粉グループ本社

P.73 広告特集 ビジュアルコミュニケーションで変革するビジネス・スタイル

P.100 オリックス

今後の発売スケジュール

  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号