週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2007年8月25日
2007年8月20日 発売
定価 597円(税込)
JAN:4910201340873

特集:ファンド全解明

・世界を揺るがす政府系ファンド(SWF)の台頭
・転機の巨大投資ファンド
・本邦初公開!
世界のヘッジファンドランキング
年間収益率ベスト50/投資戦略別ベスト10

第2特集:巨額システム投資にライバルも唖然
盟主ニッセイが始めた現場改革の本気

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

44

COVER STORY
世界金融異変の裏側
ファンド全解明

46 徹底図解
“マネー変調”の舞台裏

49 ファンドがわかるキーワード

50 世界を揺るがす政府系ファンド(SWF)の台頭

50 (1)北海油田枯渇後に備える、福祉国家・ノルウェーの“金融資産立国”戦略

56 (2)オイルマネーの実態 セオリー重視の小国と、バフェット流のサウジ

58 (3)世界一の外貨準備を元手に2000億ドルで設立される中国版SWFの行方

53 「石油を金融資産に換えて子孫に残す」
クヌート・ヒャール/ノルウェー政府年金基金 投資運用責任者

60 転機の巨大投資ファンド

60 (1)米国巨大プライベート・エクイティファンド「失速」の深刻度

64 (2)市場混乱の主犯か? 清算、淘汰が進むヘッジファンド

70 (3)セオリー無視の外債投資、年金ファンドと投信の危うい将来

66 本邦初公開!
世界のヘッジファンドランキング
年間収益率ベスト50/投資戦略別 ベスト10

74 ファンドがビジネスを変える

74 (1)ファンド資金流入で大波乱の商品先物

76 (2)ハゲタカなんて言わせない、国内案件の7割をしめる和製M&Aファンド

78 (3)投資ファンドの力を取り込みビジネスを拡大させる、総合商社のしたたか戦略

第2特集

90 巨額システム投資にライバルも唖然
盟主ニッセイが始めた現場改革の本気

95 INTERVIEW
岡本圀衞/日本生命保険社長

ニュース最前線

18 欧米市場混乱で見送りに傾く
日銀8月利上げ
強まる資金繰り不安説、袋小路NOVAの商法
意外な「勝者」とは?軽自動車戦争最前線
金融事業から完全撤退、GMOインターネットの挫折
西友/チャイナ・ボーチー/麻布建物/ウィルコム 喜久川政樹社長

22 このひとに5つの質問/デービッド・ユン グーグルコンテント担当副社長

24 『会社四季報』最新情報
東洋ゴム工業/DOWAホールディングス/古河電池/タムロン

26 市場観測
日銀の8月利上げ遠のく、9月も政治要因が難関に

27 今週のキーワード

28 マクロウォッチ
消費、外需低迷が示す日本経済の先行き不安

今週の気になる数字
セクハラ防止窓口に男女双方の担当者を配置している企業の割合

29 株式動向
株高支えた過剰流動性に転機、景気への影響にも注意を

26 「ミスターWHO」の少数異見
イタリアの「暗い過去」、銀行“浄化”は進んだか

Hot&Cool
猛暑でも笑えないビール業界、新製品の乱打戦で体力消耗?

スペシャルリポート

34 【01】フルキャストに事業停止命令 グッドウィルにも違法派遣の疑惑

36 【02】シャープ独走に待った太陽電池ビジネスの新星

どうなる衆参分裂の日本

38 SPECIAL INTERVIEW
田中直毅/経済評論家
「保守、リベラルともに分裂こそが僥倖である」

42 安倍弱体化で揺れる日米同盟

カンパニー&ビジネス

98 飛行機に投資攻勢かける
日本郵船の「脱・一本足打法」

トップインタビュー

102 河原春郎/ケンウッド会長
「自分だけ努力してもダメ。もう業界再編しかない」

スポーツ&リーダーシップ

106 サッカー界の頂点に立つ男、ゼップ・ブラッター
その“権謀術数”と“政治力”

連載

112 中国動態 China Watch
非流通株改革を後押しした株主民主主義の盛り上がり

114 世界の視点 ジョセフ・S・ナイ
もはや国際連合は無用の長物なのか?

122 知の技法 出世の作法 佐藤 優
都会人が知っておくべき人脈構築の基本哲学

124 説話ファイナンス理論
社会科学の女王か金儲けの手段か 野口悠紀雄
市場はなぜか正しい答えを知っている

126 The Compass 大澤真幸
「アイロニカルな没入」としての愛国心

128 FOCUS政治 歳川隆雄
影響力を強める「麻生幹事長」

130 アウトルック
無節操投資の温床、過剰流動性是正を

140 新連載
マネーセンター点描

クレーンが語るシティの未来

142 長老の智慧 川上哲郎(2)/住友電気工業相談役
70年代、財界人にがっかり、リーダーは先見性を持て

コラム

13 経済を見る眼 伊藤隆敏
排出量取引がなぜ重要なのか

その他

116 小説 ベイジン 二〇〇八年 真山 仁

132 ブックレビュー

136 データウォッチ

89 ゴルフざんまい 小林浩美

32 読者の手紙・編集部から

PR (制作:広告局企画制作部)

9 ビジネスアスペクト
石油連盟/環境にやさしいバイオガソリン本格普及へ始動。

80 広告特集
技術立国/日本企業よ、詩人たれ。

139 エグゼクティブ・サーチ・パートナーズ

141 関西電力

今後の発売スケジュール

  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号