週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2008年6月14日号
2008年6月9日 発売
定価 597円(税込)
JAN:4910201320684

特集:ここまで来た!超訴訟社会

会社を取り巻くリスクは多種多様、しかも時代とともに変化している。単に法律を守ればよい、では訴訟リスクを免れない。

第2特集:社長就任!「島 耕作」・漫画家 弘兼憲史インタビュー
「日本一有名なサラリーマン」島耕作と作者弘兼憲史が予言する日本や企業の将来像
。「島耕作は調整型、これからの変革の時代には向いている。」

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

34

COVER STORY
そんなんじゃ会社もあなたも訴えられる
超・訴訟社会

38 テーマ別・リスク事例リスト
過去の事例から会社のリスクを徹底分析

42 インサイダー取引/情報流出
会社から1億円の損害賠償!社員が抱えるこれだけのリスク

その経営判断は大丈夫か

46 01 株主代表訴訟
元役員に583億円賠償命令! 蛇の目ミシン代表訴訟の意味

48 02 M&A
株主が財産を剥ぎ取られた!? 佐伯国総建設の異常事態

51 INTERVIEW 郷原信郎/桐蔭横浜大学 コンプライアンス研究センター長

52 COLUMN コンプライアンスで対日圧力を強める欧米の機関投資家

54 03 消費者
船場吉兆がついに廃業! 相次ぐ食品偽装から学ぶ教訓

56 04 従業員
高まる雇用関連リスク、会社は社員への配慮義務を忘れるな

58 05 地域住民
「ブランド私鉄」東急沿線で住民反対運動が噴出するワケ

63 INTERVIEW 阿達雅志/ポール・ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソン外国法事務弁護士事務所 顧問

64 06 海外進出
巨額なカルテル制裁金、EUで何が起こっているのか

66 これが日本の弁護士だ!―データで見るその実態―

68 INTERVIEW 藤縄憲一/長島・大野・常松法律事務所 マネージング・パートナー

45 ■This week's data
大規模流出で07年は大幅増加

80

第2特集
社長就任!
「島 耕作」・漫画家 弘兼憲史インタビュー

「日本一有名なサラリーマン」島耕作と作者弘兼憲史が予言する日本や企業の将来像。

「島耕作は調整型、これからの変革の時代には向いている。」

コラム

09 経済を見る眼
公的年金基金の改革を進めよ/伊藤隆敏

16

ニュース最前線

(1)携帯業界に波紋、ソフトバンクiPhone獲得

(2)“毒ガス”を無届け製造、石原産業に3度目捜査

(3)フェラガモ大幅値下げ、高級ブランドが変調

(4)進出続く外資に対抗、オークラ・ロイヤル提携

(5)味の素と伊藤ハムが業務提携

(6)日産が新型「ティアナ」を発表

(7)スルガ、パルレが監査意見不表明に

(8)セカンドライフ会長が日本強化宣言

20 このひとに5つの質問
元久 存/ユニマット山丸証券次期社長
「高橋代表とは月1回会う、経営には口出しされない」

21 『会社四季報』【最新情報】
住友軽金属工業、ダイキン工業、ユニデン、スクウェア・エニックス

22 マクロウォッチ【世界経済】
資源価格高騰でインフレ、米欧金融政策は手詰まり

今週の気になる数字
本気で自殺したいと思ったことがある人の割合

23 株式動向
PER上昇で割安感乏しい、方向感の定まらない展開に

24 市場観測
3つの特殊要因が剥落、長期金利は2%突破も

25 今週のキーワード

26 「ミスターWHO」の少数異見
人材開国、動機善なりや?

Hot&Cool
歌舞伎町のシンボルが消える、コマ劇場が半世紀の歴史に幕

28 読者の手紙、編集部から

スペシャルリポート

30
【01】 役員に“欠員”発生、アデランスの窮地
株主総会で7人の役員再任が否決されたアデランス。今後どう打開するか。

32
【02】 中国出店を本格化、王者セブンの深謀遠慮
セブン-イレブンが、中国でFC出店を本格化。4年かけて確立した中国モデルに勝算はあるか。

トップインタビュー

70 出原洋三/日本板硝子会長(次期取締役会議長)
「外国人社長を任命したが、監視をするのは日本人です」

73 スチュアート・チェンバース/日本板硝子次期社長
「成功の指標はひとつだけ。それは株価、市場の評価です」

カンパニー&ビジネス、TOP INTERVIEW等

76 ついにバブルは崩壊、“SCの申し子たち”の落日
郊外ショッピングセンターを舞台としたデベロッパーとテナント二人三脚の成長神話に幕が下りる。

連載等

84 中国動態 China Watch
「財テクの優等生」が蹉跌、どうなる中国の株式持ち合い

86 グローバル・アイ
中国の脅威は、日米の同盟関係をどう変えるか/ジョセフ・S・ナイ

88 短期集中連載
悲劇は2度繰り返す、次世代DVD狂騒の真相

94 集中連載 だから若者は幸せになれない 城 繁幸
若者と成果主義(1)成果主義がうまくいかない理由

96 知の技法 出世の作法 佐藤 優
異業種勉強会の活用の仕方

98 説話ファイナンス理論
社会科学の女王か金儲けの手段か 野口悠紀雄

102 The Compass
希望の過剰がうつを引き起こす/山田昌弘

104 FOCUS政治
見えぬリーダーシップ、「改革」姿勢も曖昧/星 浩

106 アウトルック
自治体合併、地名は歴史文化遺産、許されぬ破壊と蹂躙

108 ブックレビュー
書注目の1冊、今週のお薦め、短評、ブックス・オブ・アーツなど

112 ゴルフざんまい 小林浩美

114 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

116 マネーセンター点描
シティーの景気を示す「トイレ」通り

118 長老の智慧 小柴昌俊
物理学の泰斗 研究人生を振り返る

PR (制作:広告局企画制作部)

5 ビジネスアスペクト
川崎汽船/新中期経営計画に見る“K”Lineの成長維持への意気込み。

今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号

訂正情報

週刊東洋経済 訂正情報

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週刊東洋経済6月14日号(2008年6月9日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
26ページ Hot&Cool
記事 「歌舞伎町のシンボルが消える、コマ劇場が半世紀の歴史に幕」
:「親会社の東宝」

:「大株主の東宝」