週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2008年11月15日創刊記念号
2008年11月10日 発売
定価 702円(税込)
JAN:4910201331185

特集:円高で強くなる!

日本に迫る超円高。資源が希少化する今後、むしろ円高をプラスにとらえる産業構造へ。


第2特集:就職戦線大予測 2010
景気急減速で一変! 就職戦線の今後

2010年卒の就職戦線を大予測。人気企業ランキングの速報も。


新連載:グローバルチャレンジャー
【第1回】 新興国の世界一企業に学べ、 成功支える7つの戦い方

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
円高で強くなる!
ニッポンの産業大転換

P.38

図解

(1)資源小国、少子高齢化の日本。この超円高を生かすしかない
(2)1ドル80円割れを経験後も円高に弱い日本経済
(3)円高になると、あなたの生活はどう変わる?

P.42 苦闘する日本企業
転換迫る3つの環境変化

環境変化
(1)円高・外需減
(2)ガラパゴス化
(3)少子高齢化

INTERVIEW

P.48 志賀俊之 日産自動車COO

P.50 変わる業界地図
新成長への5つのエンジン

図解

ニッポンの産業転換/環境変化に勝ち残る新・業界ランキング

P.52 (1)川上シフト 鉄鋼業・農業・漁業

P.60 (2)内需産業の逆襲 住宅・観光・製紙業・テレビ局

P.68 (3)世界一の技術を活用 太陽電池・環境技術・医療技術

P.74 (4)地方からの胎動 中小企業・地方銀行・教育(福井県、秋田県の試み)

P.84 (5)海外M&A 日本企業の攻勢

INTERVIEW|賢者の提言

P.58 榊原英資 早稲田大学教授
「強い円で『価格革命』に対抗。産業構造の川上シフトを!」

P.67 野口悠紀雄 早稲田大学教授
「日本の輸出立国モデルは破綻。円安にしがみつくと20年不況へ」

P.82 三國陽夫 三國事務所代表

P.82 冨山和彦 経営共創基盤CEO

COLUMN|企業ランキング

P.59 (1)欧米依存度の高い企業

P.73 (2)新興国依存度の高い企業

P.83 (3)対ドル・対ユーロ 円高に強い企業・弱い企業


P.110

第二特集
就職戦線大予測 2010

景気急減速で一変! 就職戦線の今後
2010年卒の就職戦線を大予測。人気企業ランキングの速報も。

コラム

P.9 経済を見る眼
金融危機で日本が貢献できること/川本裕子


P.16

NEWS TOP 4 &MARKET VIEW

(1)三洋電機買収に動いたパナソニックの大胆不敵

(2)惨憺たる3メガバンク決算、保有株式下落で増資へ

(3)Jパワーvs.英ファンド、急転直下の対立解消

(4)マツキヨも本格参戦、ドラッグの調剤争奪戦

P.19 今週のキーワード&キーパーソン
山田隆持/NTTドコモ社長
「新商品22機種でも多いとは思わない」

P.20 WORLDWIDE NEWS
米政策金利、中国政策金利、ブラジル景気、インド景気

P.22 市場観測
中国は09年8%成長へ減速、米国経済危機の影響は限定的

関 志雄/野村資本市場研究所 シニアフェロー
「中国は物価上昇をにらみながら、一段と利下げをしていくだろう」

P.24 株式観測
今は歴史的な安値圏、大底狙いはチャンス逃す

『会社四季報』【最新情報】
積水化学工業、京セラ、マツダ、商船三井

P.26 マクロウォッチ【日本経済】
外需依存が格差を拡大、内需振興へ中小企業生かせ

今週の気になる数字
3大都市圏に住んだことのある人の割合

P.28 「ミスターWHO」の少数異見
ニューリッチの転落、一億総負け組に

Hot&Cool
テレビ番組のネット展開が本格化、NHKは1000本超の有料配信


スペシャルリポート

P.30
【01】 巨大新工場に逆風、揺れる液晶シャープ
着工から1年足らずで環境急変。大逆風を乗り切れるのか。液晶シャープの正念場だ。

P.32
【02】 未曾有の市況下落、海運バブル大崩壊
中国の拡大や投機マネー流入で上昇した海運市況が急反落。供給過剰が次なる懸念に。

P.34 読者の手紙、編集部から


カンパニー&ビジネス、トップインタビュー

P.86 カンパニー&ビジネス
神話崩壊説を覆せるか、任天堂DSiに秘める野心
DS1人1台作戦の「無謀」に挑み続ける
今や「一家に1・8台」へ普及したDS。任天堂がDSiに加えた新機能の目的は。

P.90 トップインタビュー
吉田 敬/ワーナーミュージック・ジャパン 社長兼CEO
「僕らが売っているのは、楽曲ではなくアーティスト」

連載等

P.128 中国動態 China Watch
麻生政権の対中外交は「自由と繁栄の弧」が基調

P.130 グローバル・アイ
アメリカは日本よりも金融危機に楽観的だ/リチャード・カッツ

新連載

P.132 グローバルチャレンジャー
新興国の世界一企業に学べ、成功支える7つの戦い方
世界を席巻する新興国企業の実像
成功を支える7つの戦い方を明らかにし、新興国市場で勝つための秘訣を探る。

P.134 知の技法 出世の作法 佐藤 優
成功した人物のノートの取り方に学ぶ

P.136 変貌とげた世界経済
変われなかったニッポン 野口悠紀雄

P.140 The Compass
底上げされていた米経済、アメリカなき世界で日本の活路はどこに/原田 泰

P.142 FOCUS政治
オバマ大統領で日米関係は新段階に/星 浩

P.144 アウトルック
遅ればせの規制緩和、官庁の縄張りが障害

P.148 告知板
新製品&イベント

P.150 Book&Trend
あらためて問いただす1929年大恐慌の教訓
Review、新刊新書サミング・アップ、文庫拾い読み、今月のベストセラー

P.156 アゴラ百景
変貌する歌舞伎町、ホストが街のゴミ拾い

トレンドワード

P.158 ゴルフざんまい 平石貴久

P.160 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

P.162 第24回 高橋亀吉記念賞

P.164 スティグリッツ夫人の世界を幸せにするレストラン
農家を豊かにしたエチオピア・コーヒー

P.166 長老の智慧 金子兜太
人間と社会を直視する現代俳句の最高峰
「俳句は人間を直視する文学。エゴイズムも句に詠みこむ」

PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
T&Dホールディングス/企業価値増大をめざして

広告特集 環境マネジメントとCSR経営

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号