週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2008年12月13日号
2008年12月8日 発売
定価 649円(税込)
JAN:4910201321285

それでも強い! マイクロソフト

「クラウド(=雲)コンピューティング」の時代に入ってもマイクロソフトの覇権は簡単には揺るがない。

INTERVIEW
マイクロソフトの“総帥” スティーブ・バルマー
マイクロソフトの“国務長官” クレイグ・マンディ
世界戦略率いる“ナポレオン” ジャンフィリップ・クルトワ  

主要15社を総点検
リセッションが直撃、進むIT企業の大淘汰

“元祖クラウド”グーグルの大勝負

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
“世界同時多発 IT不況”へ突入
それでも強い! マイクロソフト

P.38

図解

景気後退でも揺るがない秘密

INTERVIEW

P.40 マイクロソフトの“総帥”
スティーブ・バルマー マイクロソフト 最高経営責任者
「景気後退後も2ケタ成長できる」
「ヤフー買収は難しいかな。でも検索で提携はしたい」


P.45 バルマーCEOの一貫した関心は参入障壁の強度チェック

INTERVIEW

P.46 マイクロソフトの“国務長官”
クレイグ・マンディ マイクロソフト 最高研究戦略責任者
「デスノートを書く連中を毎回打ち負かしてきた」

P.48 ジャンフィリップ・クルトワ マイクロソフト 上級副社長


P.50 開発者コミュニティという名の壮大なる参入障壁

COLUMN

P.52 ゲイツが後継に指名した帝国の将来を担う3人


P.54 「ポスト・ゲイツ」の前途多難 脇 英世/東京電機大教授

P.58 マイクロソフトOB 29人にアンケート
「 MSKKに課題が山積」

P.60 主要15社を総点検
リセッションが直撃、進むIT企業の大淘汰

P.66 “ザ・水平分業”パソコン業界の悲哀

COLUMN

P.69 「アップル」「ソニー」をつくるホンハイも大規模リストラ中

INTERVIEW

P.70 マイケル・デル/デル 会長兼CEO


P.72 快走続けるマック、次はどこへ行くのか

INTERVIEW

P.73 フィル・シラー/アップル 上級副社長


P.74 メインフレームが復権? IBM“脱マイクロソフト”への長い道のり

P.75 ヤフー・ジャパン「オープン化戦略」の行き先

P.76 “元祖クラウド”グーグルの大勝負

INTERVIEW

P.77 デイブ・ジラールド/グーグル・エンタープライズ 部門担当社長

P.77 マシュー・グロツバック/グーグル・エンタープライズ 部門製品企画担当ディレクター


P.78 ケータイOSを押さえるのも結局は…

INTERVIEW

P.80 リー・ウィリアムズ/シンビアンファウンデーション エグゼクティブ・ディレクター

P.80 デビッド・コウ/HTC Nippon社長

P.81 阿部基成/イー・モバイル 執行役員副社長

P.81 福田尚久/日本通信 常務CFO


コラム

P.9 経済を見る眼
すべては「金融危機だから」なのか/齊藤 誠


P.16

NEWS TOP 4 &MARKET VIEW

(1)日銀が異例の緊急支援、企業資金繰りの深刻度

(2)ソーラー・バブル崩壊、日本勢に復権の好機か

(3)成長国インドでテロ、日本企業に与えた衝撃

(4)信用収縮がダメ押し、老舗ファンドも解散へ

P.19 今週のキーワード&キーパーソン
新美春之/昭和シェル石油 会長
「市場連動方式導入は準備期間が短すぎた」

野木森 雅郁/アステラス製薬 社長
「専門性の高い企業は持続的に成長できる」

P.20 WORLDWIDE NEWS
米国小売り、タイ政治、ハンガリー金融、パキスタン政策

P.22 市場観測
金は09年に1000ドル回復、原油は40ドル台前半へ下落も

山田雪乃/大和総研 シニアストラテジスト
「金だけに資金が集中する状況が、当面続く公算大」

P.24 株式観測
チャート的に底打ち期待、下値を個人・年金が買う

『会社四季報』【最新情報】
王子製紙、シャープ、川崎重工業、大日本印刷

P.26 マクロウォッチ【世界経済】
FRB初の債権直接購入へ、危険度高まる新金融政策

今週の気になる数字
家計のために禁煙を検討している喫煙者の割合

P.27 「ミスターWHO」の少数異見
国家ファンドの推進者よ、自らの非を詫びるとき

Hot&Cool
フィアット、スマートが急上昇、輸入車市場にも小型車の波


スペシャルリポート

P.28
【01】 三洋買収交渉のヤマ場、パナソニックに試練
三洋電機買収を目指すパナソニックと、三洋の大株主の金融3社との価格交渉はヤマ場に。

P.30
【02】 “お家芸”工作機械、受注4割減の蒼白
ニッポンの“お家芸”、工作機械産業。金融不安が追い打ちをかけ、外需不振で受注は激減。

P.32 読者の手紙、編集部から


カンパニー&ビジネス、スペシャリストインタビュー

P.82 カンパニー&ビジネス
甦るか「ウルトラ」の星、新生円谷プロの再出発
混迷脱した円谷プロ 自立への道筋付ける
1話制作に2000万円も投じていた旧体制。経営刷新から1年、まだまだ課題も多い。

P.86 SPECIALIST INTERVIEW
アリンダム・バッタチャヤ
ボストンコンサルティンググループ・ニューデリー事務所パートナー&マネージング・ディレクター
「外資の株資金流出続くが、インド経済に大変調ない」

連載等

P.90 中国動態 China Watch
自己主張が強まる地方政府、中央政府とのズレ広がる

P.92 グローバル・アイ
欧州はなぜオバマの勝利に熱狂するのか/イアン・ブルマ

P.94 グローバルチャレンジャー
4割安い2次電池で急成長、電気自動車も狙うBYD

P.96 知の技法 出世の作法 佐藤 優
メモをノートに整理すると論理が見える

P.98 変貌とげた世界経済
変われなかったニッポン 野口悠紀雄

P.100 The Compass
イラク 政治再編で先行き不透明/酒井啓子

P.102 FOCUS政治
解散先送りが裏目、景気対策でも迷走/星 浩

P.104 アウトルック
米国の貢献要請に日本はどう向き合うか

P.106 Book&Trend
富の追求を自然な欲望と承認した経済学の帰結/高橋伸彰
近代経済学のバイブル『国富論』を新訳で読む
経済学の古典であるアダム・スミスの『国富論』。新訳を通じて見えてきたものとは?

Review、新刊新書サミング・アップ、選書拾い読み、今月のベストセラー

P.114 アゴラ百景
キャラクター 一同集結で東京駅に人気の場所誕生

トレンドワード

P.116 ゴルフざんまい 平石貴久

P.118 告知板
新製品&イベント

P.122 データウォッチ
マーケット&マクロ主要指標 最新データ一覧

P.124 マネーセンター点描
シティーの先行きは「先輩市場」に訊け!

P.126 長老の智慧 金子兜太
人間と社会を直視する現代俳句の最高峰
「俳句は人間を直視する文学。エゴイズムも句に詠みこむ」

PR(制作:広告局企画制作部)

P.5 ビジネスアスペクト
大和ハウス工業/その土地が活き活きとするSCを建てる大和ハウス工業。

今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号