週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2011年1月8日号
2011年1月4日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201320110

ストーリーで戦略を作ろう

無味乾燥な戦略では、人の心は動かない。真に優れた戦略とは面白いストーリーだ。今こそストーリーで自分の戦略を作ろう。

新春記者座談会:2011年どうなるトップ人事

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.32

COVER STORY
物語の力があなたと組織を変える
ストーリーで戦略を作ろう


P.34 【組織編】
誌上講義1)「優れた戦略とは、面白いストーリー」
ユニクロ/アマゾン

P.34 楠木 建/一橋大学大学院教授
「戦略構築にはスキルよりもセンスが必要」

珠玉の戦略ストーリー10選

しっかり稼ぐ骨太戦略
サンリオ/仮面ライダー/ネスプレッソ/クックパッド

賢者の盲点を突くキラーパス
あきんどスシロー/山崎製パン/AZスーパーセンター

逆張りでライバルに差をつける
鹿島アントラーズ/品川女子学院/三洋堂書店

何が戦略ストーリーでは「ない」のか。典型的な誤解の4類型

日産「リーフ」&シャープ「ガラパゴス」 2011年大型製品の戦略ストーリー

P.58 【人物編】
誌上講義2)「個人、政治、キャリアにもストーリーが必要」

P.60 『告白』『悪人』の仕掛け人
川村元気/東宝 映画プロデューサー
「映画作りの戦略は脚本会議で決められる」

新規事業立ち上げのプロ 平尾勇司/元リクルート ホットペッパー事業部長

御厨 貴/東京大学教授 かつて日本の宰相もストーリーを語った

辻井 喬/詩人・作家 国家の物語を描くのは、政治家だけではない

福祉+成長を両立させるスウェーデンの大戦略

サッチャー、ブレアからキャメロンまで。英国のリーダーが描いた戦略ストーリー

P.68 眞鍋政義/全日本女子バレーボールチーム監督
「高さとパワーで負けても他は世界一になる」

サッカー界の頂点に立つ監督・モウリーニョはなぜ勝てるのか?

P.72 本田直之/レバレッジコンサルティング社長
「変化の時代には古いストーリーは通じない」

スティーブ・ジョブズに学ぶ「宇宙に衝撃を与えるストーリー」の作り方

あなたたち夫婦はどのタイプ? 夫婦戦略をマトリックスで7分類

戦略ストーリー力を鍛えるための10冊


P.14

新春記者座談会
2011年
どうなるトップ人事

混迷の度を一層深める日本企業。足元で縮む国内市場を固めるか、それとも新興国に活路を求めるか。選ばれるトップと、その力量を占う。

WORLDWIDE NEWS


P.20 スペシャルリポート

01 法人税減税の効果に疑問符中小企業の苦悩

2011年度税制改正大綱がまとまった。法人税減税の一方、相続税の負担増が懸念材料だ。

02 調剤ポイント「解禁」で激化する処方箋争奪戦

ドラッグストアが調剤へのポイント付与サービスを続々開始。調剤薬局事業の強化を図る。


コラム

P.9 経済を見る眼
「QE2」という政策の効果/池尾和人


P.24 MARKET VIEW

■市場観測  ■株式観測  ■会社四季報【最新情報】  ■マクロウォッチ【日本経済】  ■今週の気になる数字  ■ミスターWHOの少数異見  ■Hot&Cool  ■読者の手紙、編集部から


カンパニー&ビジネス、トップの肖像、トップインタビュー、会社が変わる!

P.80 カンパニー&ビジネス
改装で売り上げアップ都内でファミマ急増中
買収から1年、am/pmをファミリーマートに続々転換。次の業界再編でも主導権を握る勢いだ。

P.82 上田準二/ファミリーマート社長
「客から見ればコンビニは2社でいい」

P.84 トップの肖像
南場智子/ディー・エヌ・エー社長
「いつの間にかゲーム屋それもなんか面白い」

P.90 TOP INTERVIEW
三宅占二/キリンホールディングス社長
「アジアでさらなるM&Aも検討したい」

P.94 会社が変わる!
シリーズ6)【新「本業」で稼ぐ】
居酒屋苦戦も介護好調ワタミがつかんだ金脈
100年企業を目指す独自のビジネスモデル。一方で、ワタミらしさの継承が大きな課題に。


連載

■ゴルフざんまい  ■中国動態 China Watch  ■グローバル・アイ  ■新興国市場で勝つ12の戦略  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■ニッポンの選択/野口悠紀雄  ■わかりあえない時代の「対話力」入門/北川達夫  ■地球科学入門/鎌田浩毅  ■The Compass/酒井啓子  ■FOCUS政治/星 浩  ■東洋経済1000人意識調査  ■アウトルック  ■Books&Trends 著者に聞く 千 宗屋  ■Review、新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ等  ■データウォッチ  ■長老の智慧 長谷川和夫

P.118 Books&Trends
千 宗屋/武者小路千家家元後嗣
「社交の場と自己修養、茶に2つの役割」

P.126 長老の智慧
長谷川和夫/認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長
「その人らしさを重視した介護が必要です」


PR(制作:広告局企画制作部)

ビジネスアスペクト: 日本ERI /日本の建築市場の質的向上のために

今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号