週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2011年3月12日号
2011年3月7日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201320318

TPP全解明

過熱化するTPP交渉参加をめぐる議論。農産品の関税率ばかりが取りざたされており、焦点はぼやけぎみだ。本質を見極めるには、これまでの流れや論点を十分に理解することが欠かせない。

第二特集:大塚グループ大解剖

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.42

COVER STORY
あなたの仕事・生活・地域が大激変!
TPP全解明


P.44 【図解】自由貿易交渉の歴史とTPP

【入門編 1】 TPPをめぐる世界の動きと日本
徹底比較! 一目でわかる世界の関税
続くFTA締結ブーム、“大国同士”が今後の焦点
効果も影響も本当は軽微? 政府TPP試算の読み方
INTERVIEW│川崎研一/野村証券金融経済研究所 主席研究員


【入門編 2】 検証!TPP参加の功罪
【論点整理】 TPP参加のメリットとデメリット
INTERVIEW│
【賛成派】 山下一仁/キヤノングローバル戦略研究所 客員研究員
「輸出促進され市場が拡大、農家にこそ利益がある」
【反対派】 鈴木宣弘/東京大学大学院教授
「米国は“隠れ補助金”漬け、これ以上の開国は必要ない」
【現地ルポ】 自前の自由貿易圏を着実に広げる韓国
自由化の波がもたらしたニッポン農業の光と影
INTERVIEW│川島博之/東京大学准教授
「壊滅的打撃」に身構える農業王国、北海道


【生活編】 関税撤廃の「明」と「暗」
コスト減、効率化にも限界、生産者から上がる悲鳴
衣料品高級ブランドと低価格商品の今後
個人輸入には追い風吹くが、食品の安全には一抹の不安


【産業編】 TPPは日本に何をもたらすのか
【現地ルポ】 農業改革者たちが語る、市場開放の可能性と懸念
COLUMN│政府が手本にしたい、フランスの農業政策とは
自動車業界は自由貿易協定をどう生かしていくのか
TPPで浮かぶ会社、沈む業界。「逆転の発想」で浮上する銘柄も


P.104

第2特集
知られざる1兆円企業
大塚グループ 大解剖

独創的な製品を世の中に次々と送り出してきた大塚グループ。上場でベールを脱いだ「あきらめない製品開発」の全貌。


P.22 スペシャルリポート

世界経済が震える中東ドミノと原油高

リビアでなお激震続く中東政変。次の焦点はサウジアラビアだ。原油100ドル突破に日本企業や家計も影響は不可避だ。
畑中美樹/国際開発センター研究顧問
「波は相当長く原油は100ドルを割らない」


コラム

P.9 経済を見る眼
消費税と福祉国家/権丈善一


P.16 NEWS TOP 4

(1)豪BHPの無理難題に翻弄される鉄鋼メーカー

(2)英高速鉄道受注に進展、日立が見据える「次」

(3)虎の子成城石井も売却、困窮レックス苦肉の策

(4)批判続出で見直しへ、主婦年金の救済が迷走


今週のキーワード&キーパーソン/WORLDWIDE NEWS


P.30 MARKET VIEW

■市場観測  ■株式観測  ■会社四季報【最新情報】  ■マクロウォッチ【欧州経済】  ■今週の気になる数字  ■ミスターWHOの少数異見  ■Hot&Cool  ■読者の手紙、編集部から


トップインタビュー、カンパニー&ビジネス

P.98 TOP INTERVIEW
C・ロバート・ヘンリクソン/メットライフCEO
「日本の生保市場に成長余地はまだある」

P.102 カンパニー&ビジネス
シンプル経営貫く小集団、日本高純度化学の真骨頂
従業員48人。独自の視点を貫き、量を追わずに高収益を上げるビジネスモデルを構築。


連載

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  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号