週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2011年6月18日号
2011年6月13日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201330614

身を守る科学知識

ネットやテレビ・新聞にあふれる科学情報に振り回されないよう、体系的な正しい知識を身に付けよう。

第2特集:就活大激震!
就職ブランドランキング300

目次

P.38

COVER STORY
もうニュースにだまされない
身を守る科学知識


【基礎編】
科学の理論や一般法則は一定のルールで導かれる
数字の意味を多面的に考えてウソを見破る
身に起こる危険の可能性をどう判断すればいいか


【1.健康編】
副作用を伴う抗がん剤の「効果」をどう考えるか
コレステロール値は高いほうが長生きするのか
ワクチン注射後の死亡例、予防接種は危険なのか
国内の放射線の基準値はどのように決まるのか
放射性物質が放出された土壌や海はどうなるのか
携帯電話基地局の電磁波は体に安全か
「携帯電話で発がん可能性」とのWHO研究機関指摘の意味は?


【2.地震編】
「M8級が30年以内に87%」、東海地震の予測の根拠とは
緊急地震速報はどう受け止めればいい?
「地震危険地域」はどう見極め対策を打つか


【3.エネルギー・環境編】
CO2による地球温暖化は本当に起きているのか
電力不足で電気自動車は使わないほうがいい?


科学の疑問なんでもQ&A
脳トレゲームは脳に効く?/怖い思いをすると誰でもPTSDになる?
遺伝子組み換え食品は安全?/妊婦はマグロを食べないほうがいい?
この夏は海水浴をしても大丈夫?/サマータイムは体にいい?悪い?/ ゴーヤカーテンで節電できる?/温泉の効能・禁忌の信憑性は?


P.78

第2特集
就活最新リポート&就職ブランドランキング300

明るい兆しも見えていた2012年卒採用だが、震災の影響で、日程は大混乱となった。13年卒採用とともに、最新状況をリポートする。


P.24 スペシャルリポート

百貨店アパレル、予想外の復調と前途

国内アパレル販売に下げ止まりの兆し。ただ、再び成長路線を歩むのは、そう簡単ではない。


迷走する日本医師会、次期会長選は混沌

民主党にパイプ持つ原中会長。が、菅政権の低迷に、診療報酬改定も打撃。再選は盤石でない。



コラム

P.9 経済を見る眼
復興投資には条件が必要だ/大竹文雄



P.18 NEWS TOP 4

(1)亀山ブランドは“終焉”、シャープに迫る危機感

(2)東芝・ソニーが連合結成、「官主導」に潜む限界

(3)銀座松坂屋建て替えで強まる供給過剰の不安

(4)IFRS延期を望む、意外な国際優良企業

今週のキーワード&キーパーソンWORLDWIDE NEWS


P.21 キーパーソン
本庄大介/伊藤園社長


P.28 MARKET VIEW

■市場観測  ■マクロウォッチ【米国経済】  ■今週の気になる数字  ■ミスターWHOの少数異見  ■Yahoo! ニュース・トピックスランキング  ■データウォッチ  ■会社四季報【最新情報】  ■読者の手紙、編集部から


連載

■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■日本の選択/野口悠紀雄  ■わかりあえない時代の「対話力」入門/北川達夫  ■地球科学入門 /鎌田浩毅  ■中国動態 ChinaWatch  ■アジア特報  ■グローバル・アイ/ロバート・J・シラー  ■The Compass/原田 泰  ■FOCUS政治/星 浩  ■東洋経済1000人意識調査  ■アウトルック  ■Books&Trends、Review、新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ等  ■ゴルフざんまい/弘兼憲史  ■長老の智慧/槇 文彦


P.124 グローバル・アイ
ロバート・J・シラー/イェール大学経済学部教授
「“GDP株”発行でリスクをカバーすべきだ」

P.132 Books&Trends
古賀茂明/経済産業省大臣官房付
「エネルギー政策は国民投票で決めよ」


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訂正情報

週刊東洋経済 「身を守る科学知識」 訂正情報

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週刊東洋経済2011年6月18日号(6月13日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
51ページ ■コレステロール値は高いほうが長生きなのか
1段目2行目
:スタチンの効能を示す「メガスタディ」という疫学調査がある。93年から三共(当時)の援助の下、7800人の脂質異常症患者を調査。

: スタチンの効能を調べた「メガスタディ」という大規模臨床試験がある。93年から厚生省(当時)の委託研究事業として7800人の脂質異常症患者を調査(95年から当時の三共が実施主体を継承)。
63ページ ■遺伝子組み換え食品は安全なのか?
2段目1行目
:眠っていた毒性のある遺伝子を働かせたり、あるいは

:(削除)

(参考:「眠っていた毒性のある遺伝子を働かせる危険性がある」と安田節子氏が指摘するのは、「抗生物質耐性遺伝子」ではなく、これとともに遺伝子組み換え作物によく用いられる「カリフラワーモザイクウイルス遺伝子」)