週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年5月12日号
2012年5月7日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201320523

日本車大反攻!

日本の自動車メーカーの業績が好調だ。震災復旧や円高修正など環境好転が大きい。だが本当の戦場は、今後広がる新興国市場にある。1億台を目指し、欧米・韓国メーカーに日本勢は勝てるか。

第2特集:日本株は持ち直すのか?

目次

P.32

COVER STORY
世界1億台の争奪戦
日本車大反攻!

| 図解 | 1億台への原動力は新興国マーケットだ!

| 図解 | 目先は絶好調。現地化とコモディティ化進む


[日産] 「ダットサン」復活、ゴーン日産の野心

COLUMN│ 海外進出で1次、2次サプライヤーが業界初の“タッグ”

副社長が語る新戦略
西川廣人/日本・アジア担当、山下光彦/研究・開発担当

好調の陰に死角はないか 日産はどこまで強い?

「新・勝ち組」の成功モデル(1)
車を日用品にする、VWが狙う1000万台


[トヨタ] 捨て身で挑む、中国エコカー決戦

COLUMN│ 新開発の若者向け小型車「親(チン)」で挽回期す

トヨタは頼れず 中国で原価半減

COLUMN│ 2次下請けも中国で「系列外」開拓

「新・勝ち組」の成功モデル(2)
現代がブランド強化、量から「質」に転ず

タイは今や絶好調、日本勢の独壇場

INTERVIEW│ 小林 浩/ホンダ常務執行役員 アジア・大洋州本部長

メキシコが今、熱い! 関税ゼロに企業が殺到


[ホンダ] 反転攻勢占う「フィット」が大変身

米国が予想外に回復へ、メリット大の日本勢

欧州車支える日本の重工2社


P.80

第2特集
4つのリスク要因で検証

日本株は持ち直すのか?

株式市場の行方を左右する米国景気、欧州債務問題、企業業績、日銀の金融緩和を検証。また『会社四季報』最新データを基に作成した、厳選割安株ランキングも掲載する。

株式市場が注目する4大テーマ

知っておきたい相場急変時の対処法

四季報最新データ活用! 厳選割安株550 etc.

澤上篤人/さわかみ投信会長
「日本株の圧迫要因だった持ち合い解消はほぼ一巡」


P.14 NEWS & REPORT

(01)アコーディア内紛の陰にPGMによる統合計画
社長の不正疑惑で揺れるゴルフ場経営最大手を、ライバルがのみ込もうとしている。

(02)無料通話アプリが席巻、翻弄される通信会社
ライン、カカオトークなど新しいサービスが続々登場。通信会社への影響は大きい。

(03)30年ぶりの不当廉売、ガソリン原価の実態
原油高で価格競争が激しいガソリンスタンド。仕入れルートは一段と複雑化している


P.24 MARKET & MACRO

■株式観測/宮島秀直  ■為替観測/佐々木 融  ■市場観測/ポール・モーティマ・リー  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


P.22 三重野 康・元日銀総裁を悼む

日本経済の激動に直面、転換期の日銀を先導


P.64 INTERVIEW

インタビュー
袁 宝成
/中国・東莞市長
「魅力ある都市が労働者に選ばれてゆく」

スペシャリストインタビュー
ビリー・ビーン
/オークランド・アスレチックスGM
「主観や偏見を排し、客観データでチーム編成すべき」


P.74 戦略ストーリーの達人たち

阿部孝司/ワークスアプリケーションズCOO
「顧客の要望より、欲求の本質を酌んで開発・提案する」


連載

■経済を見る眼/川本裕子  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■日本の選択/野口悠紀雄  ■【新連載】新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■世界で働くための宗教入門/井上順孝  ■中国動態/厳 善平  ■アジア特報/『中央日報エコノミスト』(韓国)  ■グローバル・アイ/ケネス・ロゴフ  ■The Compass/藤原帰一  ■FOCUS政治/山口二郎  ■アウトルック  ■Books&Trends  ■お金には(たぶん)ならない/宇野常寛  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■長老の智慧/金児 昭(信越化学工業顧問)

新ビジネス発想塾 第1回
妹尾堅一郎/産学連携推進機構理事長
「企業は技術で先行するだけでは国際競争に勝てない。技術の標準化や独自のビジネスモデルの構築こそが企業の命運を握る。」

Books & Trends
佐々木 毅/学習院大学教授
「科学の真実解明力に対し、社会に過剰な期待感がある」


コラム

■HOT & COOL  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■ゴルフざんまい/青木 功  ■東洋経済1000人意識調査


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