週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年5月19日号
2012年5月14日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201330522

ソニー/シャープ/パナソニック
ザ・ラストチャンス

エルピーダメモリ破綻、シャープへの鴻海出資――。激震が続く電機業界。この重大局面で、国内大手3社の社長がすべて交代した。再編第2幕もうわさされる中、生き残りを懸けた最後の闘いが始まる。

第2特集:徹底検証 日銀は変わったのか

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
ソニー シャープ パナソニック
ザ・ラストチャンス

図解 |
日の丸電機「斜陽化」への道程 ――鴻海(ホンハイ)、シャープの筆頭株主に
“鴻海ショック”後の最新電機業界地図 ―業界再編が加速へ!―
国内工場再編、アジアにシフト


[SONY] 本誌独占インタビュー

平井一夫/ソニー新社長 [ソニーを変える]
「感動や、わくわくする感じ。ソニーはそれを作る会社だ。私がソニーを変える」

【人物相関図】チーム平井の全貌

COLUMN│ ソニー混迷のテレビ事業 進むも退くも「茨の道」

平井式・出世の流儀 平井CEOへの道

崖っ縁のエレキ事業 ソニーを救うのはスマホしかない!

COLUMN│ ソニースマホ復活のカギは「ゲーム」 PS Vitaスマホは登場するか?


[SHARP] 危機去らず! シャープ

奥田隆司/シャープ新社長
「韓国勢に屈するか、死を待つか。悲劇を避けるには、鴻海と組むしかなかった」

COLUMN│ 元市民の募る不満「台湾の会社に税軽減?」

COLUMN│ 旧世代6人“引責”で抜擢? 奥田隆司新社長の力量


鴻海(ホンハイ) の野望 シャープへ出資だけでは終わらない


[Panasonic] 津賀パナソニック 訣別の船出

津賀一宏/パナソニック新社長
「プラズマ技術はスジが悪い。尼崎工場は戦艦大和だ」

【人物相関図】若き日の戦友が津賀新体制のキーマン

【全図解】“重い負の遺産”引き継ぐ津賀新体制


経済産業省“日の丸政策”の終焉

総合電機“家電切り”で蘇生

3社の株価動向を展望 暴落した株価はどこまで戻せるか?

INTERVIEW│ スマートテレビに未知の可能性
猪子寿之/チームラボ社長

INTERVIEW│ “超自然”画面なら日本が優位を保てる
近藤哲二郎/アイキューブド研究所社長


P.98

第2特集
徹底検証 日銀は変わったのか
~未踏の領域に入る危うい金融政策~

強力に金融緩和を進めると宣言し、国債買い入れを増やす日銀。その政策が袋小路に入り込む危険はないのか。


P.18

核心リポート
広がる「脱緊縮」策、欧州各国の同床異夢

仏大統領選、ギリシャ総選挙で反財政緊縮派が勝利。債務危機再来の懸念が高まっている。


P.22 NEWS & REPORT

(01)インドネシア新規制で資源調達に新たな試練
ステンレス原料の輸入断絶。非鉄金属業界の懸念はひとまず回避されたが危機は続いている。

(02)無惨! 国民年金基金、近づく「破綻」の足音
AIJ問題を機に財政悪化が注目される厚生年金基金と比べても危機的状況にある。


P.28 MARKET & MACRO

■株式観測/藤戸則弘  ■為替観測/藤井知子  ■市場観測/新村直弘  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


P.88 トップの肖像

小林喜光/三菱ケミカルホールディングス社長
しがらみにとらわれない大胆な発想と決断。その原点には20代の頃、シナイ半島の砂漠での衝撃的な風景体験がある。


連載

■経済を見る眼/土居丈朗  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■日本の選択/野口悠紀雄  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■世界で働くための宗教入門/井上順孝  ■中国動態/陳 言  ■アジア特報/『中国経済周刊』(中国)  ■グローバル・アイ/イアン・ブルマ  ■The Compass/山田昌弘  ■FOCUS政治/星 浩  ■アウトルック  ■Books&Trends  ■お金には(たぶん)ならない/宇野常寛  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■長老の智慧/高向 巖(札幌北洋ホールディングス相談役)

日本の選択
野口悠紀雄/早稲田大学大学院 ファイナンス総合研究所顧問
「中国の成長企業はトップが明確な経営指針を持つ」

The Compass
山田昌弘/中央大学教授
「女性の職場進出は内需を拡大させる」

Books & Trends
マイケル・ウッドフォード/元オリンパス社長
「目上の人を尊敬する慣習が行き過ぎた面もある」

お金には(たぶん)ならない
宇野常寛/評論家
「草食系人生を許容する社会はしない社会より断然いい」

長老の智慧
高向 巖/札幌北洋ホールディングス相談役
「ニクソンショックでマルチラテラルな視点を学んだ」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■告知板 新製品&イベント  ■東洋経済1000人意識調査


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今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号