週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年6月16日号
2012年6月11日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201330621

人ごとではない うつ・不眠

今や国民病となったうつ病と不眠。最近は「新型うつ」など症状も多様化している。その現状と予防・治療法を追った。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.34

COVER STORY
予防・治療法&つき合い方
人ごとではない うつ・不眠

[図解] 現代社会が直面するうつ・不眠の実態


不眠 悪循環を断ち切れ!

経済損失は年間3兆円超、軽視できない睡眠不足

潜在患者200万人以上、中高年に多いSASの衝撃

INTERVIEW│
内山 真/日本大学主任教授
福永興壱/慶応大学専任講師

COLUMN│
今日から使える5つの不眠解消法
CPAP療法


うつ 急増しているのはなぜ

不安、ストレス、過労… 職場でうつが増加している

問題視される新型うつ、治癒しにくいのが難点

INTERVIEW│
自立・成長を促せ! 松崎一葉/筑波大学教授
加藤諦三/早稲田大学名誉教授・作家

日頃から心掛けたい うつを防ぐ3つのポイント


人事部から相談室を独立、社員と向き合う手厚いケア
NTTデータ/あいおいニッセイ同和損保/住友商事

中小企業600万社を対象 メンタルチェックを義務化

強いストレスを受ける海外駐在員とその家族

COLUMN│
知られたくない社内うつの実態
孤独なトップのメンタル対策


治療 患者本位が求められている

薬物治療 多剤、大量処方が問題に

INTERVIEW│宮岡 等/北里大学東病院副院長

新たな治療の選択肢になるか、注目の磁気刺激療法

光トポグラフィー検査に希望者殺到

INTERVIEW│山脇成人/広島大学教授

6~7割の患者が改善 認知行動療法の効果

COLUMN│世界初! U2plusの挑戦 認知行動療法のSNSサービス
東藤泰宏/U2plus 社長 
「 私自身、自分で治したいという人を支援するサービスが欲しかった」

他者との関係に着目 対人関係療法
石蔵文信/大阪大学准教授
「 適切なメンタル治療によって、ムダな医療費を削減できる」


知識 理解を深めるために

誰にも起こりうる産後うつ 周囲のサポートが特効薬

COLUMN│頭のいい子に多い!? 「子どものうつ」を見過ごすな!

自殺者は男性が約7割 社会的サポートが必須

うつ病にパニック発作など、併発しやすい「心の病

生命保険は引受緩和型なら可能、ただし保険料は割高

産業カウンセラーが指南! ホッとする言葉&悪化させる言葉

体験談 うつ状態はある日突然に! 人間関係と孤独感も要因


P.16 NEWS & REPORT

(01)28年ぶりの歴史的安値、転換期迎える日本株
欧州危機が日本株直撃。TOPIXはバブル後最安値圏に。ただ、一部電機が不振の一方、年初来最高値の株もある。

(02)逆風に苦しむ野村HD、“国内頼み”のほころび
国内回帰でテコ入れを図るが、旧態依然の過剰営業に対して批判の声が噴出している。

(03)民主党議員に横行する不明瞭な秘書給与問題
秘書の解雇が続出する民主党参議院議員。秘書給与問題も顕在化してきている。

(04)大飯原発稼働で露呈、関電「倹約」経営の限界


P.26 MARKET & MACRO

■株式観測/宮島秀直  ■為替観測/佐々木 融  ■市場観測/三尾幸吉郎  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


P.94 TOP INTERVIEW

ピーター・ハンコック/チャーティスCEO
「 日本企業の海外進出を手助けできることは大きな強み」


P.96 戦略ストーリーの達人たち

橋 淳/ワン・ダイニング社長 「 焼き肉の新業態を提案する」
楠木 建/一橋大学教授 「 ここには独自のストーリーがある」


連載

■経済を見る眼/大竹文雄  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■日本の選択/野口悠紀雄  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■世界で働くための宗教入門/井上順孝  ■中国動態/厳 善平  ■アジア特報/『中央日報エコノミスト』(韓国)  ■グローバル・アイ/ケネス・ロゴフ  ■The Compass/酒井啓子  ■FOCUS政治/山口二郎  ■アウトルック  ■Books&Trends  ■お金には(たぶん)ならない/宇野常寛  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■長老の智慧/熊谷眞一(シベール特別顧問)

経済を見る眼
大竹文雄/大阪大学教授
「 消費税の軽減税率は問題が多い」

グローバル・アイ
ケネス・ロゴフ/イェール大学教授
「 もっと変動を認める為替相場制度に中国は移行すべき」

Books & Trends
長谷川裕雅/弁護士、税理士
「 相続には公正証書遺言が最も安心で確実」

長老の智慧
熊谷眞一/シベール特別顧問
「 知的上流・経済中流の層を増やすことが必要だ」

新ビジネス発想塾
妹尾堅一郎
AKB48に見る新ビジネスモデル


コラム

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  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号