週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年9月15日号
2012年9月10日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201330928

アジアで失敗しない「人の活用法」

日本に対するアジアの視線は厳しい。だからこそ、今、アジアの人たちとの仕事の仕方を本気で考えなければいけない――。

東洋経済オンライン有料会員

週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.42

COVER STORY
アジアで失敗しない
「人の活用法」

| 図解 |
ジリ貧の日本、アジアでの成長こそ成功のカギ
どの国でビジネスを強化すべきか アジア完全データマップ


[Part1] 経営幹部のための人材活用術

スズキ・インド子会社の暴動事件、仕掛けられた扇動行為

COLUMN│“愛国心は強いが愛社精神は乏しい”インド人気質を深く理解しよう

アジアの巨大製造拠点では人をどう活用するか
[中国] ワーカークラスは人手不足
[ベトナム] 「本社重視」は致命傷に

王子製紙「環境デモ」で浮上した中国投資の新リスク

INTERVIEW│三菱東京UFJ銀行がアジアで学んだこと

アジア国別、人事の課題はこれだ

ここに注意!現地トラブル&失敗談

COLUMN│異文化の尊重と受容がカギ、イスラム圏を攻略した東京海上

INTERVIEW│われわれはこうやってアジア人材の力を引き出す
[ヤクルト本社] [ヤマト運輸] [ニコン]

成田 裕/ヤクルト本社取締役
「ヤクルトレディはアジアでも家庭訪問で探す」


[Part2] アジアで成功する人間関係構築術

東南アジアの親日国ではこうすればより信頼される

COLUMN│生徒は11万人突破、インドネシアで大ブレークする公文式

日本人に合う国民性、民主化で脚光浴びるミャンマー

INTERVIEW│川名浩一/日揮社長
「中東は契約社会まずはそれを頭に入れよ」

駐在経験者が語る、ロシア・南米での人間関係構築術

外国人部下を上手くマネジメントする5つの秘訣

INTERVIEW│ハンスポール・バークナー/ボストンコンサルティンググループ CEO兼プレジデント

国別、仕事がぐんぐん進む人材活用の鉄則


P.16

緊迫! シャープ
シャープ 9月危機

8月中には鴻海と最終合意に至るはずが、郭董事長の会談キャンセルで事態は空転。交渉能力のなさを露呈しただけでなく、株主代表訴訟に発展するおそれも出てきた。

奥田隆司/シャープ社長
「早急に訪台し、鴻海との落としどころを見つけたい」


P.24 NEWS & REPORT

(01)合併直前に大赤字、新日鉄・住金の憂鬱
市況の悪化で2社合計2400億円の特別損失を計上。厳しい競争環境の中で勝ち残れるか。

(02)海外リストラの荒療治、野村HD・出直しの勝算
2015年度に主要3部門の税引前利益2500億円という目標を掲げたが、ハードルは高い。

(03)穀物高の悪夢が再来、身構える食品メーカー
異常気象で穀物価格が高騰。日本の食品メーカーにも影響が及び始めている。

(04)赤字国債法案通らず、予算抑制の緊急事態


P.34 MARKET & MACRO

■株式観測/榊原可人  ■為替観測/唐鎌大輔  ■市場観測/高井裕之  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


P.31 新社長 INTERVIEW

津谷正明/ブリヂストンCEO
「チーム力のレベル上げ、世界で“断トツ”を目指す」


P.84 トップの肖像

大山健太郎/アイリスオーヤマ社長
「賢い生活をすれば原発はいらない。園芸、ペット用品、LED照明と市場を創造してきた経営者は独自のビジョンを掲げる。」


連載

■経済を見る眼/八代尚宏  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■中国動態/田中信彦  ■アジア特報/『今周刊』(台湾)  ■グローバル・アイ/ケネス・ロゴフ  ■The Compass/酒井啓子  ■FOCUS政治/樺山 登  ■Books&Trends  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■長老の智慧/保木将夫(ホギメディカル創業者)

グローバル・アイ
ケネス・ロゴフ/ハーバード大学教授
「超低金利は安定したものでなく、逆方向に動く可能性も」

Books & Trends
小熊英二/慶応義塾大学教授
「社会運動のノウハウはビジネスにも応用できる」

長老の智慧
保木将夫/ホギメディカル創業者
「今までなかったものを、自分で作りたい」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■告知板 新製品&イベント  ■東洋経済1000人意識調査


PR(制作:広告局企画制作部)
ビジネスアスペクト: 興研/オンリーワンのモノづくり企業が目指すオンリーワンの経営。
ONE&ONLY: エアネット

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号