週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2012年11月24日号
2012年11月19日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201341122

ソフトバンクの賭け 孫正義の成算

米スプリント買収で攻めに出たソフトバンク。孫氏の個人経営のように見られがちだが実は重層的な組織が支える。その中身を徹底解剖する。

第2特集:就活のウラ側

東洋経済オンライン有料会員

週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.34

COVER STORY
ソフトバンクの世界作戦

INTERVIEW│
孫 正義/ソフトバンク社長 本誌にすべてを語った

「変化率の大きい投資こそうまみがある」


[ Question ] ソフトバンク その戦略の全貌

【1】スプリント買収はどう決まった?
1.6兆円に上る大型M&Aの真相

【2】孫流スピード経営、誰が支える?
カリスマの周囲には、「この道数十年」のプロがずらり

【3】モバイル、BB、テレコム。通信3社の関係性は?
ややこしい組織形態。いっそ統合しないのか

【4】2強の厚い壁、崩せるか?
米国通信業界はソフトバンクに関心なし

【5】中国・華為との関係は大型買収を妨げるのか?
“スパイ企業”との蜜月が火種を招いた

【6】スプリント買収で脚光、TD-LTEって何だ?
ソフトバンクが中印で覇権握るカギになるか

【7】電波はどちらがよい?
山手線で実測! ソフトバンクvs.au、iPhone5でガチンコ勝負

【8】iPhone5で開始、テザリングとは何か?
イー・アクセス買収を引き起こした新機能

【9】孫社長が夢中になる「ゲーム」の正体とは?
8時間半、ぶっ通しでプレー

【10】ソフトバンク最大の課題、次の社長は誰だ?
孫社長「引退」まで、最短であと6年

ソフトバンクを支える異能の人々

自然エネルギーから寄付まで、あれはどうなった?


iPhone5でただいま首位!
KDDIのソフトバンク引き離し大作戦

INTERVIEW│
田中孝司/KDDI社長 孫氏が今最も意識する強敵を直撃!
「孫さんは天才だけど、僕たちは生き方が違う」


P.86

第2特集
社員も必読 就活のウラ側

12月から本格化する就職戦線。その舞台裏である採用の現場ではどんな動きや異変があるのか、実態を追った。

スケジュール・採用見通し/採用の裏側/企業研究/親子の就活


P.16 NEWS & REPORT

(01)終焉迎える民主党政権、迷走と混迷の3年間
党首討論で野田首相が解散明言、永田町は総選挙に突入。戦後初の政権交代は期待外れに終わった。

(02)オバマ再選導いた米国リベラルの行方
右傾化する共和党への反発が、マイノリティやリベラル派を結集させ、オバマ再選を導いた。

(03)ずさんな原発運営のツケに苦しむ電力業界


P.26 MARKET & MACRO

■株式観測/内田正樹  ■為替観測/唐鎌大輔  ■市場観測/幸田 円  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】

市場観測
幸田 円/国際金融情報センター首席研究員
「インドの成長率は12年度を底に回復へ向かう」


P.20 INTERVIEW

インタビュージョセフ・S・ナイ/ハーバード大学教授
「尖閣諸島は海洋保護区に指定し政治から分離せよ」

トップインタビュー伊東孝紳/ホンダ社長
「世界で支持されるには、開発も調達も現地化が必要」


P.68 スポーツ&リーダーシップ

アルベルト・ザッケローニ/サッカー日本代表監督
プロ選手経験も強烈なカリスマもない、元保険マンが、プロサッカーの世界で勝てるのはなぜ68 なのか。その指導法の秘密に迫る。


連載

■経済を見る眼/神野直彦  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■慢性デフレと新型バブル/野口悠紀雄  ■中国動態/田中信彦  ■アジア特報/『中国経済周刊』(中国)  ■FOCUS政治/樺山 登  ■理論+リアルのマーケティング/水越康介  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■夜明けの自宅警備日誌/堀田純司  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■新世代リーダー50人/為末 大(元プロ陸上選手

慢性デフレと新型バブル
野口悠紀雄/早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問
「現在の金融緩和は底のないバケツに水を注ぐようなもの」

新世代リーダー50人
為末 大/元プロ陸上選手
「経営の道を探り、勝てるものを1年ぐらいで絞る」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■告知板 新製品&イベント  ■東洋経済1000人意識調査


PR(制作:広告局企画制作部)
ビジネスアスペクト: 創価大学/「世界がキャンパス」脈々と続くグローバリズムのDNAと変革への挑戦
+YOU東証・東洋経済合同講演会: 企業の魅力をどう読み解く
I want it!: ヨシダ
広告特集: 環境・CSR 世界に視野を広げ攻めのCSRで企業価値の向上を
Seminar Report: City Summit 2012 ~次世代に繋ぐ未来の都市(まち)づくり~
BUSINESS WAVE collect: サンライズ・アカウンティング・インターナショナル

今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号