週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2013年2月2日号
2013年1月28日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201310234

日立に学べ!

深刻な業績不振にあえぐ電機業界で、業績をV字回復させた日立製作所が注目を集めている。他社を尻目に、確実に稼ぐ仕組みを構築した秘密とは。

第2特集:
安部外交は通用するか

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
消沈の電機業界でV字回復

日立に学べ!


7800億円の赤字が改革の出発点

INTERVIEW| 中西宏明/日立製作所社長
「ニッチでもいいから、ポジションを取る」

[詳細解説] 日立、巨額赤字からの脱却

「失われた20年」にあえぐニッポン電機業界
日立の失敗から何を学べるか

INTERVIEW| 川村 隆/日立製作所会長
「抵抗を押し切るため、年寄りを社長にした」

売上高10兆円を支える事業は? 各部門を比較

COLUMN| 子会社も聖域なし! コスト改革が始動


これが「日立」の生きる道

[鉄道] 英国から始まる世界戦略、鉄道が示す日立の未来

[電力] なりふり構わぬ戦略、大胆な選択と集中を決断

[情報通信] ITとインフラを融合し、ビッグデータで地平を開く

[特殊鋼] 異業種M&Aで事業拡大

[建設機械] 新興国開拓の尖兵

[素材] 自主独立、ブランドとR&Dでテコ

眠れる獅子よさらば! 目覚めた日立研究所


総合電機 ライバル対決!

【国内編】 東芝三菱 vs.日立

【海外編】 GEシーメンス vs.日立


P.88

第2特集
安倍外交は通用するか

自由と民主主義の重視を掲げ、「価値観外交」を展開する安倍政権。日米同盟の再構築と、中国の封じ込めが、具体的な目標だ。だがその実現には大きな難関が待ち受ける。米国の日本への関与が薄れ、「日本外し」の危険もあるからだ。


P.16 NEWS & REPORT

(01)787が全機運航停止、「電気飛行機」の弱点
ボーイング社の最新鋭機が全機運航停止に。ANAやJAL、三菱重工などへの打撃は大きい。

(02)日銀追加緩和決定で、財界に賃上げの圧力
デフレ克服に向け日銀が政府との連携姿勢を明確化。安倍政権が次の標的と見据えるのは。

(03)16年ぶり売り上げ増、百貨店の回復は本物か


P.22 特別リポート

パナソニック 焦点の2月人事迫る!
4月から新たに4カンパニー制へ再編、2月1日に各カンパニー長を発表する。2月末には役員人事の発表も控える。津賀カラーはどこまで打ち出せるのか。新人事を大胆予測する。


P.28 MARKET & MACRO

■株式観測/伊藤高志  ■為替観測/高島 修  ■市場観測/桂畑誠治  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】

市場観測
桂畑誠治/第一生命経済研究所 主任エコノミスト
「米国経済は住宅市場の回復などで年後半に加速」


P.82 カンパニー & ビジネス

見えた長谷川改革の全貌 武田薬品、復活への格闘
1.9兆円を投じた2つのM&Aで加速する長谷川改革。海外で活躍した人材を経営の中枢に起用する。外国人幹部が企業変革を促す。

長谷川閑史/武田薬品工業社長
「日本本社のグローバル化を本格的に進める」


連載

■経済を見る眼/伊藤隆敏  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■慢性デフレと新型バブル/野口悠紀雄  ■中国動態/陳 言  ■アジア特報/『中国経済周刊』(中国)  ■グローバル・アイ/リチャード・カッツ  ■FOCUS政治/星 浩  ■政治は嫌いと言う前に/砂原庸介  ■Books&Trends  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■夜明けの自宅警備日誌/堀田純司  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■新世代リーダー50人/津田大介(メディアアクティビスト)

経済を見る眼
伊藤隆敏/東京大学教授
「3本柱の政策で、好循環の経済へジャンプを」

Books & Trends
佐藤可士和/クリエーティブディレクター
「本質が何なのか考え続けることで、答えが見つかる」

新世代リーダー50人
津田大介/メディアアクティビスト
「世のため 自分のために 政治メディアを作る」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■ゴルフざんまい 青木 功  ■東洋経済1000人意識調査


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今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号

訂正情報

週刊東洋経済 「日立に学べ!」 訂正情報

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週刊東洋経済2013年2月2日号(1月28日発売号)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
17ページ 『787が全機運行停止「電気飛行機」の弱点』(3段目4?7行目)

:三菱自動車の「i-MiEV」や日産自動車の「LEAF」などの電気自動車向けにも採用されるなど

:三菱自動車の「i-MiEV」などの電気自動車向けにも採用されるなど ※日産自動車「LEAF」のリチウムイオン電池はジーエス・ユアサコーポレーション製ではありません