週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2013年6月8日号
2013年6月3日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201320639

マンション時限爆弾

全国600万戸のマンションを襲う、建物の老朽化と住民の高齢化。最先端のタワーマンションにも疑問が山積する。その最前線を追った。

第2特集
成長戦略の隠し球 カジノ解禁!!

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.32

COVER STORY
老朽化にどう向き合うか

マンション時限爆弾

| 図解 | 分譲マンションはすでに600万戸 実は爆発寸前の「老朽化爆弾」


[PART1] ほぼムリな建て替え

カネのなる木は今や昔「建て替え幻想」の終焉

米・韓に後れ取る日本の建て替えスキーム

カギはご近所にあった 企画力と住民力で建て替えを実現


[PART2] 資産価値を決める大規模修繕

合意形成から資金調達まで 大規模修繕はこう乗り切れ

知らないと業者にカモられる 間違いだらけの修繕の常識

建て替えに代わる新工法 リファイン建築がマンションを守る

結露なく冷暖房費も減! 住まいを守る外断熱


[PART3] 揺れる管理組合

多発する管理トラブル 組合の機能不全も深刻化

住民自治強化の流れに逆行 誰がための第三者管理方式

理想の管理組合はこう作れ! みやこびとたちの挑戦


[PART4] とびきりの難物タワーマンション

修繕費用はケタ外れ! 意識差も課題に タワマンの実情

タワマンは難題山積だ 問題点と解決に挑む管理実例


P.82

第2特集
動き出す特区構想

カジノ解禁!!

アベノミクス成長戦略の隠し球として、着々と準備が進む「カジノ解禁」。全国各地で、カジノ導入に向けた議論が熱を帯びている。海外からの観光客を増やす起爆剤とみられている、大リゾート構想の最前線を追った。

澤田秀雄/エイチ・アイ・エス会長
「首都にカジノを置けば、その国は二等国になる」


P.14 NEWS & REPORT

(01)仕手株化する日本株、薄氷踏むアベノミクス
株式市場は調整局面に入った。世界経済はパッとせず、米国のQE3 の縮小や長期金利上昇リスクも浮上。アベノミクスの真価が問われる。

(02)三菱自が累損を一掃、経営再建は最終章へ
減資などで巨額の累積損失を解消し復配に向けて歩み出した三菱自動車。ただ優先株の処理が重くのしかかる。

(03)ノバルティスの降圧薬、研究論文で改ざん疑惑
医師主導で行う高血圧症治療薬の臨床試験にノ社社員が身分を隠して関与していた。データの信頼性に疑問符がついている。

(04)相次いで値上げ発表、食品メーカーの勝算


P.21 INTERVIEW

社長インタビュー
平野信行
/三菱UFJフィナンシャル・グループ社長
「ユニークなモデルで日本再生に貢献する」

トップインタビュー
御手洗冨士夫
/キヤノン会長兼社長
「医療やロボットなど新規事業のネタはある」


P.24 MARKET & MACRO

■株式観測/藤戸則弘  ■為替観測/深谷幸司  ■市場観測/トーマス・ストルパー  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


連載

■経済を見る眼/池尾和人  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■慢性デフレと新型バブル/野口悠紀雄  ■中国動態/田中信彦  ■アジア特報/『中央日報エコノミスト』(韓国)  ■グローバル・アイ/ケネス・ロゴフ  ■FOCUS政治/山口二郎  ■歴史になる一歩手前/與那覇 潤  ■Books & Trends  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■新世代リーダー50人/ウメハラ ダイゴ(プロゲーマー)

経済を見る眼
池尾和人/慶応義塾大学教授
「長期金利の上昇というリスクは杞憂ではない」

Books & Trends
大畑伊知郎/公認会計士
「行き過ぎた株主重視経営は賃金と消費を抑制」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■読者の手紙、編集部から  ■告知板 新製品&イベント  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■東洋経済1000人意識調査


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今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号

訂正情報

週刊東洋経済 「まだ間に合う!日本株大作戦」 訂正情報・追加情報

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週刊東洋経済2013年6月8日号(6月3日発売号)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 訂正内容
17ページ ■2段落19行目
三菱自動車が普通株1株に10円した場合

:必要な減資は総額約250億円

:必要な原資は総額約250億円