週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2013年6月29日号
2013年6月24日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201350636

安倍政権の正体

戦後レジームの転換を掲げる安倍首相だが、参院選まではそのカラーを封印。アベノミクスを看板に安全運転中だ。参院選勝利後には、どんな素顔を見せるのか。

第2特集:会社売却のススメ

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.36

COVER STORY
安倍政権の「正体」

図解│ 出そろった安倍流「3本の矢」


長期安定政権確立で経済・財政政策はこうなる

INTERVIEW│ 甘利 明/経済再生担当相
「成長戦略は90点。設備投資は底打ち近い」

安倍首相の指南役に聞く アベノミクス「次の一手」
浜田宏一/米イェール大学名誉教授、内閣官房参与
竹中平蔵/慶応義塾大学教授
「国家戦略特区に政治パワーの集中を」

株価急落! 市場参加者のアベノミクス評価

安倍首相に疎まれて経団連が「学級崩壊」

財界の長老の直言│
牛尾治朗/ウシオ電機会長
「アベノミクスだけで構造問題は解決しない」
宮内義彦/オリックス会長

限定正社員って何?「解雇自由化」への一里塚か

民間活用、規制緩和で待機児童ゼロの実現度

安倍政権にモノ申す!(1)│
河野洋平/元衆議院議長、元自民党総裁
「憲法改正よりも中韓との関係改善を」
高木陽介/公明党幹事長代理
蓮 舫/民主党幹事長代行


戦後レジームからの脱却 真意は憲法9条の改正

参院選 自民独り勝ち? 悲願の憲法改正は長期目標に

INTERVIEW│
ウィリアム・グライムス/ボストン大学国際関係学部長
「村山談話撤回なら、米国出入り禁止も」

「熱愛」が冷め始めたネット右翼と安倍政権

安倍政権にモノ申す!(2)│
木村草太/首都大学東京准教授
湯浅 誠/社会活動家
小林 節/慶応義塾大学教授


P.94

第2特集
会社売却のススメ

「M&A=買収」はもう古い。日本企業がグローバル市場で生き残るために、今こそ「戦略的売却」を考えてみるチャンスだ。

「外資傘下入り」企業のその後

M&Aの新潮流 アクティビストが日本市場に再参戦

INTERVIEW│日系大手製薬のラブコールを断った真意
永山 治/中外製薬会長

業界再編の波に乗れ! 売り時の業界はここだ

売り時を見極めれば、従業員も幸せに

売却を成功させる3つのポイント

造船の統合交渉破談が残した禍根

永山 治/中外製薬会長
「中外とロシュの提携はあくまで対等だ」


P.18 NEWS & REPORT

(01)社長解任で統合破談、川重、再成長への難題
社内を敵に回しても三井造船との統合を進めようとした背景には、再成長という積年の課題がある。

(02)改革派が主要ポストに、東電、大胆人事の思惑
廣瀬直己/東京電力社長
「福島原発事故の反省をきちんとし、再稼働目指したい」

(03)米金融緩和の縮小で動揺する世界マネー

(04)マンション発売5割増、好調はいつまで続く

(05)瀬戸際インデックス、落合会長に新疑惑


P.28 MARKET & MACRO

■株式観測/伊藤高志  ■為替観測/高島 修  ■市場観測/宮前耕也  ■データウォッチ【マーケット&マクロ主要指標】  ■会社四季報【最新情報】


P.72 REPORT

ウィルコムの復活劇
当初計画より3年早く更生手続きを完了する、PHS通信会社のウィルコム。ソフトバンク傘下で、どのような変化を遂げたのだろうか。その舞台裏を見る。
宮内 謙/ウィルコム社長
「ソフトバンクは営業の会社。そのノウハウを注入した」

商船三井が相場師返上、安定へLNGシフト
2000年代半ばの海運バブルは今や昔。中国や欧州向け輸送が鈍る中、商船三井はシェールガス輸送へ戦略を転換しようとしている。
武藤光一/商船三井社長
「10年先を見据えて種をまいている」


連載

■経済を見る眼/大竹文雄  ■知の技法 出世の作法/佐藤 優  ■新ビジネス発想塾/妹尾堅一郎  ■慢性デフレと新型バブル/野口悠紀雄  ■中国動態/梶谷 懐  ■アジア特報/『今周刊』(台湾)  ■グローバル・アイ/イアン・ブルマ  ■FOCUS政治/歳川隆雄  ■政治は嫌いと言う前に/砂原庸介  ■Review  ■新刊新書サミング・アップ、今週のエンタメ など  ■Dr.シラサワの超「抗加齢学」/白澤卓二  ■新世代リーダー50人/康井義貴(オリガミCEO)

新世代リーダー50人
康井義貴/オリガミCEO
「もっと日本から世界に発展する ビジネスを」


コラム

■WORLDWIDE NEWS  ■ミスターWHOの少数異見  ■今週の気になる数字  ■読者の手紙、編集部から  ■東洋経済1000人意識調査  ■ゴルフざんまい 小林浩美


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  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号