週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2014年11月15日号
2014年11月10日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201331147

中国暗転

腐敗幹部を追い詰める習近平政権の「虎退治」は経済構造改革ともリンク。だが、その副作用で景気の急減速が懸念されている。今、日本企業は何をなすべきか。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.54

第1特集
中国暗転
高成長の終わりと日本企業の商機


[Part1] 成長鈍化で中国が揺らぐ
習近平 5つの試練
経済政策/不動産市場/企業改革/法治の推進/近隣外交

習近平の実像 「史上最弱」が豪腕指導者に化けた

[アリババだけじゃない!] 世界が認めた中国の成長企業
復星集団・・・中国のバフェット 日本投資の全貌
奇虎360科技・・・百度を脅かすネット市場の風雲児
華為技術・・・通信のガリバー その発想と危機感

地方の「官製バブル」は崩壊寸前

看板政策・都市化の落とし穴

INTERVIEW│日本は中国とどう付き合うべきか
津上俊哉/津上工作室代表
「『ノーアウト満塁のリリーフエース』が習近平の本音に近いのでは」
ジェラルド・カーティス/米コロンビア大学教授
平野 聡/東京大学法学部准教授

 

[Part2] 中国ビジネス7つの新常識
【1】消費の進化は日中で同時進行 全土展開急ぐイオン 地元密着のヨーカ堂
【2】モール建設数は世界ダントツ 怒濤の建設ラッシュに過熱感
【3】進化する消費者 成金趣味を卒業 無印良品が大攻勢
【4】介護福祉には国策の追い風 日式介護に注目
【5】自分でやるより出資で儲ける 自力進出せずともチャンスあり
【6】撤退には相応の覚悟と準備を 想定外の要求続々
【7】法令順守要求は先進国並みに 独禁法の運用強化に対策は

中国と香港デモに共通する若者の不満

 

[注目業界トップ10総ざらえ]
中国民営企業ランキング

 

P.16 核心リポート

【緊急特集】 日銀追加緩和 サプライズ
長期国債やETFの買い取り増でなり振り構わぬ黒田日銀。株は一時暴騰、円安も進んだが、副作用も。

トヨタが利益2兆円へ 部品会社に示す“配慮”

時価総額でトップ陥落 武田「復活」への疑問符

浜銀・東日本銀が統合へ 平時に高まる再編機運

スマホ責任者を“更迭” 窮地ソニーの覚悟

 

P.42 巻頭特集

孫正義の挫折逆襲

スプリントの苦戦、Tモバイル買収の断念―。その傍らで「第2のアリババ」探しに打って出た。

「瀬戸際」スプリント 撤退阻止への白熱舞台裏

世界戦略の要衝で生じた誤算

関心はすでにインド 主役は外国人参謀

INTERVIEW│川邊健太郎/ヤフー副社長
「コンテンツが王者になる」

 

P.38 新連載 三人三談 第1回

「80年代」が復活した

1980年代ブームの勢いが止まらない。いまの日本には、文化、産業から株式市場に至るまで、80年代の香りが濃厚に漂っている。

丸山 俊 「株式がバブル期と酷似」

今 柊二 「ファミレスが復権」

北村明広 「新人類によるブーム」

 

連載

|経済を見る眼|原油安の好機を逃した日本経済/齋藤 誠

|この人に聞く|浜川一郎/JCB社長|新興国開拓し3年後1億会員

|少数異見|誰がためのバズーカ砲第2弾

|知の技法|オン・オフの切り替え 仕事場をどう作るか/佐藤 優

|中国動態|「戦える軍隊」への進化を党に命じられる海軍/小原凡司

|グローバル・アイ|ウクライナの選挙とロシアの運命/カール・ビルト ほか

|フォーカス政治|日銀追加緩和でもアベノミクス変調は続く/星 浩

|株式観測|追加緩和で株価上昇も消費税再増税なら持続せず/藤戸則弘

|為替観測|米国は利上げ急がず世界景気回復期待の円安に/亀岡裕次

|価格を読む|印刷用紙|2回値上げも焼け石に水

|マクロウォッチ|実質賃金の低下が圧迫、家計消費支出は戻り鈍い

|ゴルフざんまい|魅せるゴルフが輝くコースセッティング/三田村昌鳳

|ブックス&トレンズ|『夕張再生市長』を書いた鈴木直道氏に聞く ほか

|文化系サラリーマン諸君!|会社のルールを変えるには?/長谷川 裕

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|イル・ディーヴォの思い出/童門冬二

 

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今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号