週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年3月7日号
2015年3月2日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201310357

欧州激動

世界中が欧州の動向をかたずをのんで見守っている。ついに始まるECB(欧州中央銀行)の量的緩和、ギリシャ支援の行方、パリの新聞社襲撃がえぐり出した文化的、宗教的な対立、そしてEU離脱も争点となる英国総選挙…。現地ルポを交え、欧州の今を読み解く。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.32

第1特集
欧州激動


[現地報告] パリ襲撃事件の現場を歩く

INTERVIEW│
内藤正典●同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科長・教授
「欧州とイスラムの共存はかなり困難だ」

[図でわかる] 欧州が世界の火薬庫になる! ―世界経済の中の位置づけ―

 

[Part1] 世界一よくわかる欧州事情

カリスマ講師 細野真宏さんに聞く 欧州で何が起こっているの?

[図解] 一目でわかるEU

 

[Part2] 欧州各国 それぞれの危機

キーパーソンイラストつきで早わかり! ギリシャ支援をめぐる欧州各国の思惑

[ドイツ] 歴史的好況に沸くドイツの内憂外患

INTERVIEW│
ディーター・ツェッチェ●ダイムラー取締役会会長
「車需要は底を脱したが“反ユーロ”に懸念」

[ドイツ] 構造改革の光と影 5人に1人が貧困 

[フランス] 問われる構造改革の本気度

EUに見たは遠くなりにけり 遠藤 乾 ●北海道大学教授

[英国] 選挙後、「EU離脱」シナリオの現実味

早わかり! [マンガで読み解く] EUの成り立ち

 

[Part3] 明日の欧州を読み解く

[南北格差] 南欧諸国は復活するのか ギリシャ、スペイン、イタリア、ポルトガル

[イタリア] 不況克服は道半ば

[北欧] 小国フィンランドで芽吹く起業家精神

[相場展望] どうなる為替、株、債券

[金融] ギリシャ危機は日欧銀行に飛び火

INTERVIEW│
ニコラ・ヴェロン●欧州ブリューゲル研究所シニアフェロー
「 欧州の金融システムは危機を克服しつつある」

[メディア] 襲撃事件に震撼!? 欧州メディアの今

[特別付録] EU28カ国+5カ国の最新データ

 

P.18 核心リポート

「娘は“失敗”だった」 大塚会長が宣戦布告
内紛の続く大塚家具で、25日に父・勝久会長が、26日に娘・久美子社長が会見。それぞれの正当性を主張した。

飛躍の準備は万全か ホンダ社長交代の狙い

ベネッセもマック化? 前のめりの原田流経営

スカイ再生のカギ握る エアバス10機の重荷

日立、欧州で大型買収 鉄道ビッグスリーに照準

高級品を猛烈買い 沸騰する「春節」商戦

 

P.104 ひと烈風録

柳沢幸雄 開成中学校・高等学校校長、東大名誉教授

国際派学者のルーツは水俣病の写真との出合い
ハーバードと東大を渡り歩いた公害研究者は、いま母校の校長として若者の教育に携わる。

 

連載

|経済を見る眼|社会保障改革を通じた財政再建/柳川範之

|この人に聞く|畑中好彦 / アステラス製薬社長|再生医療で次のジャンプ

|少数異見|ハノイにチャイナタウンがない理由

|知の技法|どのような有識者の見解を信頼するか/佐藤 優

|中国動態|ASEANとの紛争は経済力で抑え込めるか/小原凡司

|グローバル・アイ|ミンスク合意はウクライナを救えるか/ユーリヤ・ティモシェンコ

|フォーカス政治|対立軸は集団的自衛権、歴史認識、格差/星 浩

|株式観測|年後半には日経平均2万円も/藤戸則弘

|為替観測|米政府当局のドル高牽制に注意/佐々木 融

|価格を読む|マンション賃料|賃料上昇物件は限られる

|マクロウォッチ|官製ベアには限界 新たな春闘の枠組みが必要

|ブックス&トレンズ|『宿命の子 笹川一族の神話』を書いた髙山文彦氏に聞く ほか

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|シルバー大学の楽しみ/童門冬二

 

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  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号