週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年4月18日号
2015年4月13日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201330454

金融異変

世界経済を覆う低金利が銀行をはじめとした金融機関の体力を奪い始めている。激化する競争や厳しい規制に音を上げ、危機感を抱く一部の金融機関からは、ビジネスモデルを問い直す動きが出始めた。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.56

第1特集
金利水没と揺らぐビジネスモデル
金融異変


沈む金利、さまようマネー
金利低下に苦しむ金融界の焦燥

 

か 迫るニッポン金融「最終戦争」

県境を越えよ! 加速する地銀越境戦略

“狩猟型営業”との決別 米国発「証券革命」の衝撃

森田敏夫/野村証券専務 「改革の正念場はこれから」

問われる銀行業の本質 動産金融は根付くのか

[白熱する生保頂上決戦] 猛追・第一を迎え撃つ巨人・ニッセイの勝算

INTERVIEW│
筒井義信/
日本生命保険社長 「今の延長では10年後厳しい」
渡邉光一郎/第一生命保険社長 「今後も挑戦者であり続ける」

地銀再編 金融庁が仕掛ける「奥の手」

完済後は攻めの経営へ りそな「サービス改革」の成否

米「最強地銀」 ウェルズ・ファーゴの正体

漂流・黒田日銀 異次元緩和撤退は不可避!?

ゆうちょ襲来 秋上場でも見えぬ成長戦略

[貸し出し底入れでも潜む不安] 視界不良の信金事情

 

P.16 核心リポート

辺野古移設問題で激突 地元民意踏みにじる政府

トヨタが新工場決断 凍結解除で反転攻勢

好調セブンが仕掛ける コンビニ改革の実験

活況ムードに冷や水 続出するお粗末IPO

さらば長時間労働 動き出す「仕事革命」

 

P.24 ニュース最前線

金融│大正銀がトモニ傘下へ 第二地銀・再編の脈動

物流│“お荷物”の日本郵便 通販で狙うシェア奪取

製紙│北越紀州と三菱が破談 迷走続く「第三極」作り

 

P.28 巻頭特集

糸井重里の資本論
「僕たち、ほぼ上場します」

人気コピーライターが始めたサイトも17年目。「ほぼ日刊イトイ新聞」が新たな仕掛けに打って出る。

インタビュー
「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰
糸井重里

「ライバルはディズニー」って始めたときから言ってました

「堤清二さんからビジネスを学んだ」
糸井重里の人脈図

「ほぼ日」ってどんな会社?
大ヒット生むイワシの群れ

 

P.43 三人三談

(春の特別版) アイデアが出ない!

クリエーターも、ビジネスマンも、みんな悩んでいます。

「アイデアが出せる幸せ」 阿刀田 高/作家

「日常の非日常を集める」 佐藤オオキ/デザイナー

「リーガルハイの敵は正義」 古沢良太/脚本家

 

P.50 ひと烈風録

鎌田正彦
SBSホールディングス社長

佐川の運転手辞め起業 今や物流業界の風雲児

 

連載

|経済を見る眼|日経平均株価に惑わされるな/齊藤 誠

|この人に聞く|伊藤正明 / クラレ社長|コアの樹脂と祖業の繊維

|少数異見|それでも、政治家こそドイツに学べ

|知の技法|本質をつかむキーワードを探す/佐藤 優

|中国動態|アジアインフラ投資銀行と艦艇建造の共通点/小原凡司

|グローバル・アイ|アジア的価値観よ、安らかに眠れ/イアン・ブルマ ほか

|フォーカス政治|アベノミクスはマクロ政策偏重を打破できるか/塩田 潮

|株式観測|海外勢の売り、国内勢の買い、日本株は正念場/濱崎 優

|為替観測|ドル、円とも売られ、ほかの通貨が対円で強くなる/佐々木 融

|価格を読む|ビジネス腕時計|高機能化を進め価格上昇

|マクロウォッチ|台風の目になるか、アジアインフラ投資銀行

|ブックス&トレンズ|『他人の意見を聞かない人』 を書いた片田珠美氏に聞く ほか

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|池田屋騒動は二人で成立する/童門冬二

 

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今後の発売スケジュール

  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号
  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号

訂正情報

週刊東洋経済「金融異変」訂正情報

週刊東洋経済4月18日号(2015年4月13日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

ページ 内容
34ページ ■糸井重里氏のインタビュー
 誤:ほぼ日では、東日本大震災があった後にファンドを募集しました。
 ↓
 正:ほぼ日は、東日本大震災の後にミュージックセキュリティーズが募集したファンドに投資家として参加しました。