週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年9月12日号
2015年9月7日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201320950

たった1日でわかる経営学の教科書

ドラッカー、ポーターはもう古い!?最新の経営学の知見を11講義で紹介しよう。激動の時代を生き抜くビジネスパーソンに、きっと役立つはずだ。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.48

第1特集
誌上ビジネススクール
たった1日でわかる
経営学の教科書


I 世界の経営学の新常識

[講義 1] 磯辺剛彦 競争戦略 なぜ悪い戦略が蔓延するのか

(CASE STUDY) ソニー

三品和広/神戸大学大学院教授 「高収益は事業立地で決まる」

[講義 2] 井上達彦 ビジネスモデル 新しいビジネスは模倣から生まれる!

[講義 3] 山野井順一 イノベーション 開放的な個人こそ価値を創造する

楠木 建/一橋大学大学院教授 「最も希少な資源は経営者」

(CASE STUDY) スリーエム

[講義 4] 琴坂将広 国際化戦略 日本にこだわれば価値連鎖は作れない

[講義 5] 三橋 平 ネットワーク理論 職場で影響力持つ「構造的空隙」とは

[講義 6] 好川 透 ガバナンス理論 企業価値を高める経営体制とは何か

(CASE STUDY) 東芝

経営学者は本当に役に立つのか

[講義 7] 大湾秀雄 組織論 日本企業は“早い選抜”に変われ

[講義 8] 服部泰宏 採用学 科学で斬れば就活の秘訣が見える

世界の経済学はこんなに変わった

リタ・マグレイス/米ニューヨーク・コロンビア大学教授 「一貫した企業文化が成長を生む」

[講義 9] 井上光太郎 M&A 海外企業の買収が高値づかみになる理由

(CASE STUDY) LIXIL

[講義 10] 川上智子 マーケティング アイデア創出と戦略で新機軸を出す

[講義 11] 山川恭弘 起業 行動パターンから起業家像をつかむ

入山先生が教える経営学の新定説
組織記憶/リーダーシップ/ダイバーシティ/新興国戦略

 

II 差をつけるビジネススキル

論理的思考 ビジネスパーソンの基礎力

数字力 文系にも必須スキル (1)数字で伝える (2)数字にだまされない

資料作成 主張を明確に伝える

 

P.18 核心リポート

身売り説も飛び出したワタミを追い込む三重苦

三菱商事、サケ赤字で資源安とダブルパンチ

強気のレバレッジ経営 ソフトバンクの“魂胆”

自己破壊するグーグル「アルファベット」へ変貌

 

P.26 ニュース最前線

株価│日経平均が連続急落 1万7000円転落の悲鳴

生保│日生、三井生命買収で第一の追撃をかわす?

日用品│好調花王のアキレス腱 化粧品事業にテコ入れ

 

P.30 巻頭特集

次世代のユニクロ
クロスカンパニー

ポストユニクロの一番手といわれる。実際、柳井正とも交流がある。派手なテレビCM、ずばぬけた在庫消化率、全員正社員経営。44歳社長は、普通とはちょっと違う。

 

P.36 深層リポート

マイクロソフトの逆襲

アップル、グーグルに押されてきたマイクロソフトの逆襲が始まった。ウィンドウズのアップグレードを初めて無償化。
スマホ、タブレットなどモバイルに広がるコンピューティングのエコシステムで、再び地位を取り戻せるか。

 

P.42 ひと烈風録

安倍昭恵 首相夫人

50歳から私の人生が羽ばたくのよ-。そのつもりでいたら、夫が首相に返り咲いた。それでも自分流は貫きたい。批判はあるけれど、本人は意気軒高だ。

 

連載

|経済を見る眼|今、なぜ「下流老人」なのか/阿部 彩

|この人に聞く|上垣内 猛/西友CEO|「EDLP」に手応え 日本でリターン取れる

|少数異見|誤爆、民族紛争、不法伐採… 中緬国境、現地報告

|知の技法|職場で実践できる「中期分析」の方法(2)/佐藤 優

|中国動態|当局が株価下支えを放棄 中国経済は大きな転機に/田中信彦

|グローバル・アイ|各国の中央銀行を悩ます政府からの独立性問題/ハワード・デービスほか

|フォーカス政治|大詰め、安保法案の国会論議 憲法論・安保論で矛盾露呈/星 浩

|株式観測|短期の株価急落に動揺せず 着実に押し目を拾う姿勢で/濱崎 優

|為替観測|米国債利回り反発 1ドル=125円を目指す/深谷幸司

|投資の視点|ベータ値|激しい値動きこそが魅力 反発時の値上がりを狙う

|マクロウォッチ|7~9月期のGDPにも不安

|ブックス&トレンズ|『ふしぎな君が代』を書いた文化史研究者、文筆家 辻田真佐憲氏に聞く ほか

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|リメーク『虹を掴む男』のすごさ/童門冬二

 

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ビジネスアスペクト:トムソン・ロイター/強い企業を目指す経営者はいま、なぜ知財に積極的に関与するのか。
立命館大学:人と連携し、人をリードする。その難しさの中にビジネスのダイナミズムがある。

今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号