週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2015年10月10日号
2015年10月5日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201321056

為替ショックが来る

リーマンショック以来の新興国ブームは終わった。一方で、米国が利上げに耐えるほど強いのかも疑問。世界経済の矛盾が深刻化する中、為替激動のマグマがたまっている。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.38

第1特集
米中発の激震に備えよ
為替ショックが来る


(実録)ディーリングルーム「その時、相場は動いた」

[Part1] 激動相場を読み切る
米国は12月利上げ、日銀緩和は10月が優勢

プロ15人の為替最新シナリオ
[ドル円相場を大予測]
[どう見る?]米国利上げ/日銀追加緩和/中国GDP成長率/さらなる円安の是非

(闘論!)まだまだ 円安? そろそろ 円高?
[円安派]池田雄之輔「135円に到達」 vs. [円高派] 若林栄四「100円割れも」

3つの指標でドル円相場がわかる 村田雅志

戦う日本企業 為替に負けないリスク回避の新常識

INTERVIEW│森 雅彦/DMG森精機社長「今のドルは高すぎる

中国人観光客の“爆買い”はいつまで続くか

INTERVIEW│豊島逸夫/経済アナリスト「ヘッジファンドは円安ドル高一直線だ」

FX投資家を襲う理不尽な損失

勝ち組投信を見極めろ

 

[Part2] 揺らぐ世界の通貨秩序
人民元の国際化はドルへの挑戦か

中国の外貨準備はなぜ急減したか

INTERVIEW│ニコラス・ラーディ 「元安誘導説は完全な誤解だ」

為替に悩んだ国民政府 80年前の「米中協調」

INTERVIEW│バリー・アイケングリーン 「人民元の国際化より中国は国内改革急げ」

ユーロ再評価 危機で買われる通貨に大変身

トルコ、マレーシア、ブラジル、ロシア… 新興国通貨リスクを総点検

さらなる国債格下げで何が起こるか 悪夢の円暴落シナリオ 永野 護

 

P.18 核心リポート

排ガス規制逃れで自壊 VWが陥った大混迷

エコカーの“救世主” ディーゼルは死んだか

VW日本にも「逆風」 トップ陥落の瀬戸際

露と消えたUSJ上場 電撃買収劇が招く憶測

迫る日本郵政の上場 売出価格をめぐる深謀

JT、三たび大型買収 巨額さに疑問の声も

「新・三本の矢」が示す 安倍政権の軌道修正

 

P.32 巻頭特集

「五輪まで大丈夫」は本当か?
不動産 熱狂のその先

不動産投資市場が2007年のミニバブル期以来の活況を呈している。世界経済が波乱含みとなる中、東京五輪へ向けてこのまま上がり続けるのか。

 

P.82 深層リポート

世界で戦う極意は古都にあった!
京都企業のお作法

京セラ、日本電産、村田製作所――世界のものづくり産業でオンリーワンの輝きを放つ企業は、なぜ京都企業ばかりなのか。

 

連載

|経済を見る眼|新しい働き方が動き出す/小峰隆夫

|この人に聞く|沓掛英二 / 野村不動産ホールディングス社長|シニアの需要は根強い

|少数異見|安倍首相は向こう3年間、対ロ関係改善で勝負する?

|知の技法|職場で実践できる「中期分析」の方法(6)/佐藤 優

|中国動態|成果多かった習近平訪米 米ロ対決で構図に変化/富坂 聰

|グローバル・アイ|ネットがない時代ゆえ生まれたチェスの天才フィッシャー/ケネス・ロゴフほか

|フォーカス政治|安保関連法廃止で野党結集? 民主党の悩ましい現実/千田景明

|株式観測|市場は実体経済の行方を吟味 相場動向は政策対応次第/藤戸則弘

|為替観測|ドル高だが対円では限定的 新興国通貨は下落余地大/門田真一郎

|投資の視点|株価上昇率|大型優良銘柄は冴えない 中小型材料株が逆行高に

|マクロウォッチ|揺れる新興国経済 通貨危機の再来はあるか

|ブックス&トレンズ|『仁義なき宅配 ヤマトvs佐川vs日本郵便vsアマゾン』を書いた横田増生氏に聞く ほか

|ゴルフざんまい|プロゴルファーはあいさつが基本/青木 功

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|都民の日って?/童門冬二

 

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今後の発売スケジュール

  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号