週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2016年3月19日号
2016年3月14日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201330362

キレる老人

いまや4人に1人が高齢者となった日本で、自分をコントロールできない”暴走老人”が増えている。危険運転、金銭問題、相続…年老いた親を抱える現役世代にとっても、ひとごとではいられない。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

P.52

第1特集
この現実に社会は耐えられるか
キレる老人

 

[第1章] 暴走する老人に大迷惑

[社会] 公共の場でもお構いなし 自分勝手なシニアの醜態

[分析] 激変する脳と心 高齢者の”暴走”は必然だ

 

[第2章] 子を悩ます困った親たち

[車] 「 自分は大丈夫」が危険 過信が生む高齢運転の悲劇

[色恋] 財産トラブルの火種 争族を生む老いらくの恋

[金銭] カモにされる理由がある 高齢者の銀行信仰は危険

[健康] 暴言、自己中は酒のせいかも アルコール依存症に要注意

 

[第3章] 激化する世代間バトル

[職場] 「 生涯現役」の落とし穴 会社を蝕むシニア社員

企業 ホンダ、すかいらーくが導入 動き出した定年延長の実情

名経営者も“迷経営者”に 居座り続ける老害経営者

INTERVIEW│「死ぬまで現役」宣言で老害化しませんか? 似鳥昭雄/ニトリホールディングス会長

[制度] 今もメディアをにぎわす 年金の世代間格差は本当か?

INTERVIEW│経産省の介入派こそ老害だ!」 古賀茂明/元経済産業省官僚

[政治] なぜ若者の声は反映されない? シルバー民主主義の幻想

[高齢議員がメロメロ] 小泉進次郎の処世術

 

課題にどう向き合うか

若年層でなり手がいない 職業ドライバーの高齢化

認知症患者の鉄道事故「 家族に責任なし」でも残る課題

一時金は最高300万円“ 認知症保険”は損か得か

 

P.20 核心リポート

アップルFBIが激突 “端末情報”は誰のものか

バラ積み運賃はどん底 供給過剰にあえぐ海運

規制強化に揺れるバス 受注急増で抱える悩み

保育園落ちた日本死ね」 なぜ待機児童は減らない

カンパニー制で試す トヨタ“次期トップ”

スポーツイベントを狙え 旅行会社が殺到する事情

 

P.34 巻頭特集

シャープ 遅すぎた 決断の代償

偶発債務問題に手間取ったが、ようやく鴻海と調印へ。買収決定までに要した7カ月で失ったものは多い。

INTERVIEW
冨山和彦
/経営共創基盤CEO
若林秀樹/サークルクロスコーポレーション主席アナリスト

 

P.40 深層リポート

都心乗り入れで挑むメジャーへの道
相鉄ホールディングス

都心を走らない私鉄、相模鉄道がJRや東急との相互乗り入れを機に「脱マイナー」へ動き始めた。売れっ子デザイナー起用などでグループイメージの一新を図る。その戦略の全貌。

 

P.46 ひと烈風録

「農業脱落者は出さない」すご腕経営の組合長
山本勝博 中札内村農協 組合長

枝豆に経営をシフトし、高い収益力を誇る農協に育て上げた組合長は柔道七段の猛者。面倒見のよさと優れた経営感覚で、農家を引っ張ってきた。

 

P.102 深層リポート

再生エネルギー “幕引き”の深層

国の再生可能エネルギー政策に、幕引きムードが強まっている。経産省では電力会社など抑制派の発言力が強まり、自民党では原発推進派議員による巻き返しが始まった。

 

連載

|経済を見る眼|シャープとシュンペーター/三品和広

|この人に聞く|濱 逸夫/ライオン社長|中国で歯ブラシ絶好調 新市場開拓にも挑戦

|少数異見|逆説的トランプ大統領待望論

|ゴルフざんまい|プレー中の心の幅は人を思いやる気持ち/三田村昌鳳

|知の技法|積み上げ型の学習をどう行っていくか/佐藤 優

|中国動態|軍を信用できない習近平 解放軍改革は前途多難/小原凡司

|グローバル・アイ|パレスチナの和平実現へ特別行政区を設置せよ/イアン・シャピーロ ほか

|フォーカス政治|「衆参同日選で改憲実現」に自民党内から異論も/塩田 潮

|株式観測|GPIFは年度末危機 選挙対策でお化粧買いか/藤戸則弘

|為替観測||“1998年の悪夢”は終息へ ドル高円安基調への回帰も/高島 修

|投資の視点|PER|収益環境は依然不透明 好業績株に買い安心感

|マクロウォッチ|高まる景気後退リスク 1~3月期も実質ゼロ成長?

|ブックス&トレンズ|『知っておきたい感染症』を書いた岡田晴恵氏に聞く ほか

|Readers & Editors|読者の手紙、編集部から

|生涯現役の人生学|校正おそるべし/童門冬二

 

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  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号