週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2016年8月27日号
2016年8月22日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201340866

新・出世の条件

ガバナンス強化や働き方改革に揺れる日本企業。ミドルは負担増で疲弊し、ポストも減少傾向だ。
一方で経営者養成に向け早期選抜が広がり、出世をめぐる常識は激変している。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

【第1特集】
 役員になる人、課長で終わる人 新・出世の条件

 図解 課長を取り巻く環境は激変中

 PART1 次世代リーダーの条件
  [みずほ]銀行人事の常識破壊 佐藤改革で大激震
  [日産]日本人リーダー育成に本腰 カルロス・ゴーンの狙い
  [YKK]幹部候補と現トップが本気で勝負
  3人の達人が直伝! これぞ経営人材の王道
   ダイバーシティ経営/新浪剛史●サントリーホールディングス社長
   リーダーシップ養成/野田智義●アイ・エス・エル理事長
   企業統治改革とミドル/伊藤邦雄●一橋大学大学院特任教授
  研修施設に100億円! 日本電産 永守会長の真意
  現場で輝く人材を探せ! エース社員はココが違う
   [三菱商事 vs. 三井物産]全体を底上げするか 出る杭を早く伸ばすか
   [ディー・エヌ・エー]もぎ取った大役 入社7年で子会社の社長就任
   [ロフト]パート社員から店長として活躍

 PART2 「課長力」最速レッスン 明日から使えるマネジメント術
  成果を上げるコーチングの鉄則
  メンタルヘルスケア3つの心得
  人事部長 覆面座談会 出世する課長、しない課長
  パナソニックの「給与改革」は成功したか
  現役課長アンケート これが課長のリアルだ!
  仲間を増やす大成、オリックスは部長がサポート 女性リーダーは増えるか
  女性管理職の悲鳴 誰のための活躍促進か
  INTERVIEW│元 三井物産人事マンの芥川賞作家 磯﨑憲一郎
  INTERVIEW│弘兼憲史 島耕作が課長で終わらなかった理由


【特別リポート】
 宮城・気仙沼 復興への総力戦 チームで創る「観光都市」
  工場流失、水産資源・労働力不足… 水産業、ゼロからの悪戦苦闘


ニュース最前線
 01 奇策で合併阻む創業家 出光の“内紛”は泥沼化
 02 楽園ハワイ、空の争奪戦 どうなるJALの牙城
 03 ラオックス赤字転落 爆買い失速の深刻度
 04 好調ジェネリックが 米国進出へ焦る事情
 05 天皇“生前退位”の意向 問われる政治側の回答



深層リポート
 丸井「大人宣言」の成算
  INTERVIEW|青井 浩●丸井グループ社長 「ファッションではもう求められない」


深層リポート
 セイコー&シチズン 和製高級腕時計は雲上になれるか
  部品から完成品まで一貫生産 「グランドセイコー」ができるまでを潜入取材!
  INTERVIEW|服部真二●セイコーホールディングス会長兼グループCEO、セイコーウオッチ社長
        「グランドセイコーを世界的ブランドに」
  INTERVIEW|戸倉敏夫●シチズンホールディングス社長、シチズン時計社長
        「マルチブランドで世界を攻めていく」


連載
|経済を見る眼|市場と国家とイデオロギー/三品和広
|この人に聞く|金花芳則●川崎重工業社長|技術力を世界に向け発信 鉄道車両などでM&Aも
|少数異見|日本の自動車業界再編とCIAの陰謀
|ニュース戦記|安倍政権、崩れ始めた3つの支柱/星 浩
|知の技法|さまざまな事件を読み解く3つの視点/佐藤 優
|中国動態|中国経済の新展開を示す配車サービスの大型再編/梶谷 懐
|グローバルアイ|虚実がない交ぜの移民問題 先進国に試される良識/ピーター・サザーランド ほか
|フォーカス政治|天皇陛下の「お気持ち」で安倍官邸はどう動くか/歳川隆雄
|株式観測|円高でも底堅い日本株 強靱性高まった株式市場/濱崎 優
|為替観測|日米10年国債利回り差とドル円相場の相関は続く/佐々木 融
|マクロウォッチ|デフレ脱却を妨げるのは公共料金の据え置き?
|投資の視点|上方修正率逆風下で上方修正だがなお減益予想の会社も
|ブックス&トレンズ|『ビッグデータと人工知能 可能性と罠を見極める』を書いた西垣 通氏に聞く ほか
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から
|生涯現役の人生学|心に植樹/童門冬二

 


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今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号
  • 11/4(火) 週刊東洋経済 2025年11月8日号