週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2016年10月15日号
2016年10月8日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201331062

大学より濃い校風と人脈 高校力 公立の逆襲

凋落したかつてのエリート養成校、日比谷が復活を果たした。時を同じくしてほかの公立名門校も勢力を拡大。中高一貫校ブームが一服し、新たな地殻変動が起こっている。

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

【第1特集】
 大学より濃い校風と人脈 高校力 公立の逆襲

  「中高一貫校」ブーム一服 復権する公立トップ校
 
 PART1 よみがえる公立高校
  
(東京)東大合格者数53人 日比谷復活の原動力
  (神奈川)人気沸騰のSSKH(横浜翠嵐・湘南・川和・柏陽)
  高校力ランキング 難関大学に強い263校 
  (大阪) 北野が突出する裏で選別進む府立高校
  
INTERVIEW│高校は町の重要な知の拠点だ 劇作家・演出家●平田オリザ
  名門校トップ対決(1)埼玉 浦和×栄東 東大合格者数で首位陥落 浦和は小学生に照準

 PART2 高校の人材輩出力
  甲府一高同窓の企業トップが語る 経営に必要なことは高校時代に培った
  独自ランキング財界編 トップの多い高校はここだ!
  人事部は出身高校もチェックしている
  名門校トップ対決(2)福岡 修猷館×筑紫丘×福岡 九州大学合格者数100人超 御三家の熾烈な争い
  独自ランキング政界編 国会議員は名門私立が圧倒
  名門校トップ対決(3)愛知 東海×旭丘×岡崎 御三家に人材集中 来年は岡崎に熱視線
  社会に出ても役に立つ同窓会の結束力
  激変する大学入試に公立高校が大反対のワケ
  名門校トップ対決(4)北海道 札幌南×札幌北 「北大予備校」の北高 道外では札幌南が圧倒


【巻頭特集】
 誰がための労働組合
  INTERVIEW|二宮 誠●連合中央アドバイザー「過度な協調で労働組合は劣化した」
  日本の労働組合の根本にある2面性 濱口桂一郎●労働政策研究・研修機構 主席統括研究員


ニュース最前線
 01 セブン&アイが巨額減損 井阪新体制の前途多難
 02 豊洲新市場で疑念残る ゼネコンの“予定調和”
 03 有機ELでサムスン独走 日本勢の反攻はあるか
 04 変革期の米国トヨタ 人材育成と大移動の必然


インタビュー
 ニコ動が高校になった! 世界でただ一つの学校について話そう


連載
|経済を見る眼|「リンゴ」の恐るべき戦略/三品和広
|この人に聞く|柵山正樹●三菱電機社長|為替で実力を見誤ったが投資刈り取り収益向上へ
|少数異見|長時間労働を減らすために働き方改革が意識すべきこと
|ゴルフざんまい|東京オリンピックに向けての課題/小林浩美
|ニュース戦記|米次期政権が日本に迫るもの/星 浩
|知の技法|組織内の不満分子とどう付き合うか(1)/佐藤 優
|中国動態|小中高での留学がブーム 中間層に広がる教育不安/富坂 聰
|グローバルアイ|大衆主義の“フィクション”を主流派の政治家は論破せよ/クリス・パッテン ほか
|フォーカス政治|解散風が吹く永田町 カギはロシア外交の成否/塩田 潮
|株式観測|低迷する東証1部売買代金 業績好転で外国人に期待/鈴木政博
|為替観測|日銀の追加緩和は期待薄 100円割れも視野/村田雅志
|マクロウォッチ|動きだした日銀の長期金利操作政策
|投資の視点|投資ファンド上昇率は平均約75%「物言う株主」の実力
|ブックス&トレンズ|『政治経済学で読み解く 政府の行動』 ほか
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から
|生涯現役の人生学|創業と守成のどっちが難しい?/童門冬二


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:新生インベストメント&ファイナンス/事業継承に新たな一手を
立命館大学:広く浅くより、狭く深く。そこから一気に広がっていく。
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今後の発売スケジュール

  • 11/10(月) 週刊東洋経済 2025年11月15日号

訂正情報

 「週刊東洋経済2016年10月15日号」(2016年10月8日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。


■2016.10.13訂正分
66ページ

■「トップが多い高校はここだ!」の一覧表

「大垣北高校 東京建物 佐久間一代表取締役」を削除します。


■2016.10.20訂正分
70ページ

■筑紫丘高校の校訓
 誤:猷知
 ↓
 正:叡智