週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2017年6月24日号
2017年6月19日 発売
定価 703円(税込)
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【第1特集】アマゾン膨張 追い詰められる日本企業

アマゾンの世界売上高は、2016年度は約15兆円に迫り、日本法人の売上高も1兆円を超える。書籍、家電、ファッションと次々に事業領域を拡大させるアマゾンの膨張ぶりを国内外でレポート。
日本企業はどう向き合うべきか。苦悩するのはヤマト運輸だけではない?

■土俵際の日本企業
 アマゾンvsヤマト 値上げ交渉の深層 年間「3億個」取引の行方
 セブン、イオン惨敗の必然
 書籍「直取引」拡大の衝撃 問われる出版業界の選択
■止まらない独走
 ついに始まった生鮮食品 世界初公開!巨大冷蔵庫に潜入
 弱点のファッションで巻き返し ZOZOTOWNの背中を狙う
■現地ルポ 米国アマゾン最前線

 

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

【第1特集】
 
アマゾン膨張 追い詰められる日本企業
 
 Part1 土俵際の日本企業
  誤算が招いた宅配パンク ヤマト剣が峰の値上げ交渉
  問われる出版社の選択 直取引拡大の衝撃
   すれ違う両者の言い分 大河内 充●日販 常務/村井良二●アマゾンジャパン バイスプレジデント
  元アマゾン社員座談会 「数字への執着が尋常でなかった」
  最安値要請で公取が調査 出品者たちの困惑
  ネット拡大戦略が不発 セブン、イオン流通2強の苦悩

 Part2 止まらない独走
  巨大冷蔵庫に世界初潜入 ついに始まった生鮮品の速配
  INTERVIEW│ジャスパー・チャン●アマゾン ジャパン社長
  展示会の冠スポンサーに ファッション加速へ本腰
  オリジナル作品に自信 動画配信で次なる一手
  消費を刺激する アマゾンデバイスの魅力
  大手企業が続々採用 AWSの磁力
  INTERVIEW│長崎忠雄●アマゾン ウェブ サービス ジャパン社長
  アンケートでわかった! アマゾンはどう使われているか

 Part3 米国アマゾン最前線
  世界最強企業へ突き進む 異次元の成長戦略
  新社屋「THE SPHERES」は完成間近 シアトル本社の全貌
  INTERVIEW│米国幹部に直撃
  音声認識端末が大ヒット 家庭に入り込む頭脳
  家庭への進出はアマゾンが先行 巻き返しに動くグーグル
  アジア市場でしのぎを削る アリババとの頂上決戦
  商流の掌握で自由自在 驚異の金融ビジネス


ニュース最前線
 01 揺れる富士ゼロックス “独立王国”が落ちた先
 02 リボ払いをめぐる攻防 カード会社の説明責任は
 03 “日産流”改革が始動 三菱自は変われるのか
 04 グーグルが渇望する クラウド時代の“王座”
 05 東電次期社長が激白 「縦割りや閉塞感を打破」
 05 脱・予定調和なるか 画餅の都入札改革


異色対談
 ROE8%達成で日本を変えろ
 一橋大学特任教授 伊藤邦雄 × 元M&Aコンサルティング代表 村上世彰 

深層リポート
 自衛隊の明記をめぐり論争始まる 憲法改正の争点
 (INTERVIEW)百地 章●国士舘大学特任教授/北側一雄●公明党副代表/杉田 敦●法政大学教授


連載
|経済を見る眼|国士か、テクノクラートか/小峰隆夫
|この人に聞く|吉田淳一●三菱地所社長|五輪後も街の魅力高める
|少数異見|米国のパリ協定離脱 もう1つの側面
|ニュース戦記|疑惑解明に見る日米の違い/星 浩
|知の技法|総合的な知の技法「表現法」を学ぶ(6)/佐藤 優
|中国動態|中国産ユニコーン企業が相次ぎ生まれる理由/孫 田夫
|フォーカス政治|安倍長期政権下で進んだ「家産制国家」への逆行/山口二郎
|マクロウォッチ|マクロン勝利で進んだユーロ高は本物か
|歴史の論理|かつての礼儀の国はなぜ無礼なのか/岡本隆司
|非常時の組織論|特殊部隊は海軍の文化を完全に排除する/伊藤祐靖
|サラリーマン弾丸紀行|ナミビアの「人間動物園」を訪ねて/橋賀秀紀
|ブックス&トレンズ|『共謀罪の何が問題か』を書いた高山佳奈子氏に聞く
|ゴルフざんまい|これからも「共に歩む」ゴルフ/青木 功
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から
|生涯現役の人生学|特急に乗って抜糸に行く/童門冬二
 

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今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号