週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2018年3月3日号
2018年2月26日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201310388
【第1特集】日本人が知らない地政学 
太平洋をめぐる米中の暗闘。力の信奉者、トランプvs.習近平の危うい駆け引き。不安定化する国際情勢を地政学で読み解く。佐藤優氏の地政学「超入門」も読みどころ。

・日本人が知らない太平洋をめぐる米中の暗闘
・日本企業の牙城 タイ市場で進む日本離れと中国傾斜
・『米中開戦前夜』著者 ハーバード大学 グレアム・アリソン教授が語る、米国・北朝鮮 軍事衝突の可能性
・迷走の米外交政策 ホワイトハウスのパワーゲーム
・トランプの親ユダヤ政策が生む中東不安
・プーチンが考える「ロシア的世界秩序」
・佐藤優が超解説 『マッキンダーの地政学』『マハン海上権力史論』とリアルポリティクス
・「権力の大真空」地帯で、いま何が起きているか

【産業リポート】さらば銀行!りそなの挑戦と限界 
「銀行をやめる」。東和浩社長の言葉どおり銀行離れしたサービスに次々と挑戦するりそなHD。一方、海外展開、リースや証券への進出には慎重で利益は伸び悩む。限界を超えられるか。

 

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

【第1特集】
 
日本人が知らない地政学 

 1 白熱 アジアの覇権争い
  中国が日本企業の牙城崩す 高速鉄道が試金石に
  [米国] トランプ政権の国際戦略 軍事力重視で外交軽視
  [中国] 一帯一路の内幕 あいまい戦略が奏功
  INTERVIEW│グレアム・アリソン●米ハーバード大学教授
  中国海軍、太平洋への野望 外洋艦隊への転換図る
  [北朝鮮] 金正恩の次の一手は?
  南北和解で中国も動くか 最大リスクはトランプ
  誌上講座1 力関係の相互作用を見極めるのが地政学
  誌上講座2 佐藤優の地政学超入門
 
 2 世界の地政学リスク
  [イスラエル] 中東を不安定化させるトランプの親ユダヤ政策
  [サウジアラビア] 脱石油と脱米国 若き皇太子の賭け
  [ロシア] プーチンが見据える軍事的な世界秩序
  [ドイツ] 欧州を席巻する大国願望なき「大国」
  [トルコ] 地政学を知り尽くした国 現実主義の全方位外交
  [北極新航路] 資源より軍事的重要性 ロシアは強い警戒感
  [イスラム教] 国際情勢を揺るがすスンニ派、シーア派の対立


産業リポート
 さらば銀行! りそなの挑戦と限界
  INTERVIEW│東 和浩 りそなホールディングス社長

産業リポート
 ゲーム大会がカネを生む 勃興するeスポーツ産業
  東大卒「ときど」のプロゲーマー人生


ニュース深掘り
 「ゾゾ頼み」から脱却へ アパレルメーカーの苦闘
 社員弁護士が会社に反旗 訴訟に揺れるオリンパス
 仮想通貨、身動き取れぬ金融庁
 株 不二製油、大豆が開く世界戦略


連載
|経済を見る眼|データに関する国家戦略を/柳川範之
|Hot Issue|IFRSの収益認識基準/辻山栄子
|トップに直撃|芳井敬一●大和ハウス工業社長
|マネー潮流|黒田総裁続投で正常化に期待/木内登英
|少数異見|温暖化を憂えて原発促進 本末転倒の議論を排す
|US Affairs|米国で深刻化する若者のデジタル中毒/瀧口範子
|中国動態|エスカレートする米中「核抑止の強化」/小原凡司
|ゴルフざんまい|飽くなき探究心で日本プロゴルフ殿堂入り/三田村昌鳳
|グローバルアイ|起業家精神あふれる日本で起業が少ない理由/リチャード・カッツ
|フォーカス政治|致命的な欠陥はらむ安倍首相の改憲構想/塩田 潮
|歴史の論理|科挙唯一の利点 古典素養と文章力/岡本隆司
|非常時の組織論|共通点がある戦時中の将校と現代のエリート/伊藤祐靖
|人が集まる街 逃げる街|高齢者コミュニティ戦略に注目|周防大島/牧野知弘
|サラリーマン弾丸紀行|使い勝手の悪い空港鉄道で市内へ/橋賀秀紀
|ブックス&トレンズ|『10万個の子宮』を書いた村中璃子氏に聞く ほか
|平成経済の証言|「成長による税収増」神話/石 弘光
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から

今後の発売スケジュール

  • 10/27(月) 週刊東洋経済 2025年11月1日号