週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2018年3月10日号
2018年3月5日 発売
定価 703円(税込)
JAN:4910201320387
【第1特集】トヨタ 生存の条件 
自動車業界は今、100年に1度といわれる変革期を迎えている。内燃機関(エンジン)から、モーターで動く電動車の時代に。トヨタの豊田章男社長いわく「『生きるか死ぬか』という瀬戸際の戦いが始まっている」。次の時代に向けたサバイバル競争を追う。

・トヨタのキーマン 寺師副社長ほえる「ライバルとも手を組む」
・新役員人事を読む 章男流人事の要諦
・「トヨタ・パナ連合」は最強布陣なのか
・電動化の大波 ケイレツの生存競争が始まる
・産業革新機構 志賀会長「自動車会社はゆでガエルになってしまう」  
・実はクルマの主役 半導体企業の下克上

【第2特集】花王、待ったなしの”化粧品”改革
カネボウ買収から12年。いまだ癒えぬ白斑事件の傷

 

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目次

【第1特集】
 
トヨタ 生存の条件  

 Part1 走り出した巨象
  始まった異次元の追撃
  INTERVIEW│寺師茂樹●トヨタ自動車副社長
  幹部を大刷新 異例尽くしの章男流人事
  巨人が頼るマツダの開発力
  誰がEV覇権を握るのか
  トヨタ・パナ日本連合 見え隠れする温度差
  電動化の大波で実力試されるケイレツ
  創業家社長の覚悟と危機感

 Part2 迫る5つのハードル
  テクノロジー企業は敵か味方か
  20XX年 これが超未来都市のモビリティ社会だ
  ハードル1 自動運転で先行する米中IT企業
  ハードル2 クルマの内部を占拠 半導体会社の下克上
  INTERVIEW│志賀俊之●産業革新機構会長
  ハードル3 シェアリングが促す自動車ビジネスの転換
  ハードル4 トヨタFCV普及の甘くない現実
  ハードル5 電光石火の戦線拡大 中国勢の脅威


【第2特集】
 花王 待ったなしの “化粧品”改革
  白斑事件のその後
  復活した旧カネボウ2社
  INTERVIEW│川田達男 セーレン会


【第3特集】
 金融バブル崩壊 7つのリスク
  データで徹底検証! 7市場の過熱ぶり


ニュース深掘り
 アマゾン1強に待った AIが決めるクラウド覇権
 セブン、2万店突破に潜む不安
 ホテルが満室でも伸び悩むワケ
 塩野義、インフル薬で天下取り
 株 千里眼ベンチャーの実力は?


連載
|経済を見る眼|なぜ景気回復の実感がないのか/小峰隆夫
|Hot Issue|日中経済 改善に手応え/宗岡正二●日中経済協会会長
|トップに直撃|後藤宗利●マキタ社長
|マネー潮流|今回の円高は長続きしない/佐々木 融
|少数異見|出口戦略の準備進まぬリフレ派占拠の黒田日銀
|US Affairs|トランプの「核態勢」方針 米国内から一定の評価/渡部恒雄
|中国動態|静かに拡大を続ける中国の「影の銀行」/梶谷 懐
|グローバルアイ|トランプ時代のNATOを頼るのは愚の骨頂/カール・ビルト
|フォーカス政治|安倍1強体制に緩み 忍び寄る「高転び」リスク/歳川隆雄
|知の技法 出世の作法|川喜田二郎の発想法で表現法を学ぶ(10)/佐藤 優
|歴史の論理|中庸が示す儒教の原理と現代中国/岡本隆司
|非常時の組織論|忖度君は指揮官に不向き 参謀こそが適任/伊藤祐靖
|人が集まる街 逃げる街|コンパクトシティ化「挫折」の教訓青森市/牧野知弘
|サラリーマン弾丸紀行|カジノリゾートを無料で楽しむ/橋賀秀紀
|ブックス&トレンズ|『ルポ 川崎』を書いた磯部涼氏に聞く ほか
|平成経済の証言|GMS時代の終わりは必然/松井忠三
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から

訂正情報

「週刊東洋経済2018年3月10日号」(2018年3月5日発売)に、以下の間違いがありました。訂正してお詫び致します。
訂正してお詫びいたします。

●2018.3.6訂正分
45ページ
■タイトル「巨艦の舵取りは未知のゾーンに」の図中
 
(誤) 2月 リコール問題で米国の公聴会に出席
 
(正) 10年2月 リコール問題で米国の公聴会に出席