週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2018年11月10日号
2018年11月5日 発売
定価 723円(税込)
JAN:4910201321186
【第1特集】クルマの新主役 ―沸き立つ電子部品、半導体、素材―
完成車メーカーを頂点にした自動車産業のピラミッド構造は昔の話。EV、自動運転、シェアリングなど、次世代車開発やモビリティサービスの構築で新たなプレーヤーの存在感が高まっている。自動車の新たな主役はどこだ? 電子部品、半導体、素材メーカー、IT企業の動きを追う。

・ロングインタビュー 日本電産・永守重信会長がほえる 「EV用モーターで世界ナンバーワンになる」
・村田製作所会長、京セラ社長、TDK社長が激白 「自動車向けに電子部品の生産が追いつかない」
・ルネサスは次世代の車載半導体の覇者になれるか 
・素材でクルマを変える 化学、繊維メーカーの気迫
・家電大手もついに本腰 ソニー、パナソニックの成算
・トヨタを引き入れた新主役 ソフトバンクが狙うデータ覇権
・外部連携を急拡大 トヨタの危機感がケイレツ再編を引き起こす
・グーグルと提携 日産・ルノーの次なる一手
・ホンダがGMと異例の大型提携に踏み切った事情

【産業リポート】駐車場もシェアする時代 通信大手も相次ぎ進出
駐車場のシェアリングサービスを使う人が増えている。空き駐車場や遊休地をスマホで予約し、コインパーキングよりも安く使える。ベンチャーが始めたこのサービスに参入したのが、NTTドコモとソフトバンクの通信双頭。沸騰前夜の新市場の動きを探る。


 

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週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

【第1特集】
 沸き立つ! 電子部品、半導体、素材… クルマの新主役

 PART1 千客万来の必然
  INTERVIEW│永守重信●日本電産会長兼CEO
  次世代自動車はすべてが商機 沸き立つ日本の電子部品
  電子部品大手の3トップを直撃 INTERVIEW│村田恒夫●村田製作所会長兼社長/谷本秀夫●京セラ社長/石黒成直●TDK社長
  ルネサスは1兆円の巨額買収 次世代自動車の中枢担う車載半導体
  INTERVIEW│呉 文精●ルネサスエレクトロニクス社長兼CEO
  素材でクルマを変える 化学・繊維メーカーの気迫
  化学大手の3トップを直撃 INTERVIEW│淡輪 敏●三井化学社長/小堀秀毅●旭化成社長/越智 仁●三菱ケミカルホールディングス社長
  家電大手もついに本腰 ソニー、パナソニックの明暗
 PART2 主役争奪バトル
  トヨタを引き入れた新主役 ソフトバンクが狙うデータ覇権
  伝播するトヨタの危機感 ケイレツ再編は加速必至
  グーグルと提携 日産・ルノーの次なる一手
  CASE時代の勝ち組は誰か INTERVIEW│中西孝樹●ナカニシ自動車産業リサーチ代表/古宮 聡●ボストン コンサルティング グループ シニア・パートナー
  GMの自動運転に活路 ホンダが異例の提携

産業リポート
 駐車場にシェアリングの波 通信大手も相次ぎ参入

産業リポート
 「きんゆう女子」に照準 証券参入、丸井の切り札

深層リポート
 中間選挙後の米国政治 議会がねじれ対中強硬加速

ニュース深掘り
 首都圏で「早朝無人」駅 脱鉄道へJR東の焦燥
 オリックス、不動産大手を追撃
 大手生保が見極める下期のリスク
 シーラボ、突如身売りのなぜ
 株 住友鉱、ニッケルで強み発揮


連載
|経済を見る眼|英国で考えた革新の体感速度/苅谷剛彦
|Hot Issue|低所得国への投融資/本田桂子
|トップに直撃|三嶋恒夫●ヤマダ電機社長
|マネー潮流|「金利上昇で株価下落」は本当か/森田長太郎
|少数異見|オーナー企業への高評価 生存者バイアスに注意
|US Affairs|米国はどこへ行くのか 保守系知識人の戸惑い/会田弘継
|中国動態|中国で空前の猫ブーム/田中信彦
|グローバルアイ|深刻化する米国のホームレス問題/ローラ・タイソン ほか
|フォーカス政治|中期展望に欠ける政策 今こそ「未来評論」を/牧原 出
|知の技法 出世の作法|井上ひさし氏に学ぶ日本語の技法(10)/佐藤 優
|歴史の論理|「徳治」と「法治」を現代で考える/岡本隆司
|人が集まる街 逃げる街|大阪・天王寺|あべのハルカスが迎える正念場/牧野知弘
|サラリーマン弾丸紀行|パリの空港に出発33分前に到着/橋賀秀紀
|ゴルフざんまい|日本女子プロゴルフ 20年間の移り変わり/小林浩美
|ブックス&トレンズ|『超越の棋士 羽生善治との対話』を書いた高川武将氏に聞く
|平成経済の証言|政府に入ってわかった官僚たちの苦しみ/湯浅 誠
|Readers&Editors|読者の手紙、編集部から

今後の発売スケジュール

  • 10/20(月) 週刊東洋経済 2025年10月25日号

訂正情報

「週刊東洋経済2018年11月10日号」(2018年11月5日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫び致します。

111ページ
■首都圏で「早朝無人」駅 脱鉄道へJR東の焦燥
【誤】「JESSの新卒社員は入社から5年間は昇給がない」(JR東関係者)
 ↓
【正】「今年3月まで、JESSの新卒社員は入社から5年間は昇給がなかった」(JR東関係者)